マッタリ (´ー`) 子連れ狼が撃つ!

マッタリな、トイガン&ドライブのブログです♪

パンドラの箱

2012-06-02 00:06:00 | グイン
出版物関係では、
色々なものがありました。

30巻達成記念だったかなにかの記念に発行された、

1~5巻までを1冊にまとめた愛蔵版。
(さらに豪華な、本革仕様のもありました)


昭和の時代に発行された、

ゲームブック。(本編とはちょっと違うオリジナルストーリー)


50巻記念の、

読本。


25周年記念の、

ナビゲーションブック。


グインの世界を解説する、

ハンドブックも合計4冊でました。


漫画として、

コミックにもなり、


こともあろうか、

原作者自身による、登場人物同士の同性愛を書いた、
ヤオイ小説の同人誌まで出版されました。


そんななかでも、

一番高価だったのが、コチラの『パンドラの箱』。


内容は、

フィギュアに、地図、革製ブックカバー、マウスパッド、
トレーディングカードと、豪華仕様です。

フィギュアは、

勿体無くて、未だに未開封。
(確か、フィギュアは過去に一度だけ海洋堂から出たような気もします)


で、

肝心の中身の本は、こんなに薄いのですけれどね~。
(神話の逸話のように、箱の一番底にありました)
完全な新作の読みきりで、この箱を手にしなければ
読めない内容だったので、買っちゃいましたが(笑)


お留守なのは、当たり前

2012-06-01 00:06:00 | グイン
グイン・サーガは基本的に群像劇なので、
常に主人公の目線で物語が進む訳ではなく、
アチコチに冒険へと出かけて行くのであります。

例えば、
現実の世界で出版物がなかなか出ないせいで、
主人公の活躍がみれないことはよくある事ですが、

現実に、この27巻~次の28巻が出版されるまで、

9ヶ月ものブランクがありました。

(かと思えば、月刊グイン・サーガとかで3ヶ月
連続で出版したりとかもありましたねぇ)


でもね、
どんな小説でも主人公が(死なない限り)2年以上も
物語に出てこない話しなんてものはないでしょう。

そんな隙間を埋めるべく、

本編とは別に『外伝』というものもありました。

今ではゲームなど、色んなジャンルで外伝というとらえ方が
ありますが、そういった書き方があるのだという事も、
このグインではじめて知りました。

外伝だけでも、

22冊も出てますからね~!
それだけでも凄いもんです。

本編よりも未来の話や、主人公がお留守の間、
どこで何をしていたかや、主な登場人物の
若かりし頃のお話など、本編での現実の世界に
縛られることがなかったので、魔道の色が濃かったり、
謎解きなどのミステリーがあったりと、外伝は
外伝でとても楽しめるものでありました。


楽しみは、本文だけではない

2012-05-29 00:06:00 | グイン

さてさて、

小説の楽しみと言えば、
お話の内容もそうなのですが、

表紙の絵や、本文中の挿絵なんかも
楽しみだったりします。

長い期間、書かれてきた『グイン・サーガ』なので、
イラストレーターの方も、何人か代わりました。
そちらのご紹介です。


まずは、

記念すべき、1~19巻、


イラストレーターは、

加藤直之氏です。

重厚で重みがあり、個人的にはグインのイメージに
一番ピッタリと合っている気がします。

加藤さんは、最近では、

角川文庫版の『ガンダムUC』の表紙を書かれております。
大好きな『グイン』を描かれていた方が、これまた大好きな『ガンダム』
の世界を描く、という事だけで感無量であります。


お次は、

20~56巻、


日本を代表するイラストレーター、

天野喜孝氏です。

タツノコプロや、ファイナルファンタジーなどで、
お世話になっている方も多いでしょう。
(私はバンパイアハンターDのイメージが大きいですが)

天野さんの書くグインは、線が細いのですが、より怪しく
妖艶で、魔道の世界のグインをより鮮明に描き出して
おりました。

表紙と挿絵以外にも、タイトルロゴの縁取り(?)にも
凝っていて、






こ~んな感じで趣向を凝らしたものになっておりました。

ちなみに、英文字の『GUIN SAGA』のロゴマークは、クラッシャージョウや、
ダーティーペアでお馴染みな、高千穂 遥氏のデザインです。


   こちらの、

   画集のように、


皆さん、

グイン・サーガ関係の、


画集も、

出しております♪


57~87巻は、

未弥 純氏です。


宗教画っぽくって、

この方の描く、ナリス様が一番好きでした。


88~最終巻は、

丹野 忍氏が描かれました。


個人個人のキャラクターが生き生きと

描かれており、それぞれの特徴がよく出ておりました。


皆さん、
最新刊の執筆が終わると、真っ先に読む事が出来て、
(ウラヤマし~!)
読んだイメージから、イラストを描かれておりました。
作者である栗本 薫と同じように、『グイン』の世界に
生命の息吹を吹き込んだ、立役者であります。



きっかけは・・・

2012-05-28 00:06:00 | グイン
グインを読み始めたキッカケは、
小説とは全然関係ないところからでした・・・


ふと、

モデルグラフィックスを読んでいたら、


まぁ~、

随分と古い号ですこと♪


コラムがありまして、

そこに、『グイン』のことが書いてありました。
SFで、ファンタジーで、剣や魔道があり、
三国志っぽいのかと思ったら、恋愛やホームドラマありと、
群像劇のデパートのような印象を受けました。

 『これは、面白そう・・・』

当時の正直な感想です。


次の日には、本屋さんに買いに行って」いました。

当時は、まだ、こちらの27巻までしか出版しておらず、
すぐに読み終わってしまったのですがねぇ。



三回忌

2012-05-26 00:06:00 | グイン

本日、5月26日は、

私にとって、共に青春時代を過ごした小説の作家の三回忌となります。

作家の名前は、『栗本 薫』

小説のタイトルは、『グイン・サーガ』です。


全ては、

この1冊から始まりました。

豹頭の戦士『グイン』が主人公のヒロイック・ファンタジー小説で、
発行部数は累計3000万部以上のベストセラー小説です。


シリーズ開幕当初から全100巻!

と、作者が宣言したのですが、


構想通りには物語は進まず、

遂に100巻を通り越して、
130巻まで行ってしまいました。


しかし、

著者である、栗本 薫が死去したため、

物語は未完のままです。


この130巻が、

遺作となってしまいました。


130巻のちょうど半分までしか執筆

していなっかたので、最終巻はこの薄さです。


物語は未完なので、お話自体は終わってないのですが、
私の青春時代は終わったような気がしました。

と、言うのは、
私が中学2年生のころから読み始めた小説で、
(当時の最新刊は、27巻でした)
読み始めの頃は、1日に2~3冊をぶっ続けで
読破し、気付いたら『もう朝か・・・』なんて
こともありました。

新刊の発売日には、早く続きが読みたくて
本屋さんにダッシュで買いに行ったものです。
実際には、チャリンコをかっ飛ばして、
行ったのですが・・・(笑)

そんな若かりし日々が昨日のように
想われます。

作者が音楽が好きで、物語のイメージアルバムのような
CDが何枚も出たり、ミュージカルの舞台になったり、
アニメにもなりましたが、基本的には自分の想像の世界に
どっぷりと浸れる、小説が一番好きです。


ヒロイック・ファンタジーの世界に、
一喜一憂したあの頃に感謝し、
栗本 薫のご冥福をお祈り申し上げます。


という訳で、次週はグインの特集です。