「伏見」
木曽川の流れの変化などにより、渡し場が上流へ移動された。土田宿は廃宿となり、(1694年)上流に位置する伏見宿が誕生した。台傘・立傘を担ぐ奴二人を前に、杉の大樹の木陰で昼寝をする者、食を取る者等、極めて庶民的な感覚を満喫している。右側には三人の瞽女が描く。彼女達は全国の農村や漁村を数人でまとまって廻るのが常で、語り物や流行り歌・民謡等を、三味線を弾きながら昼は門付し、夜は宿で唄って物品や銭を稼いだ。左からは医者が近づいてくる等、登場人物も多彩である。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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