切り絵

浮世絵を切り絵に

木曾海道六十九次 伏見

2022年05月05日 | Weblog

「伏見

木曽川の流れの変化などにより、渡し場が上流へ移動された。土田宿は廃宿となり、(1694年)上流に位置する伏見宿が誕生した。台傘・立傘を担ぐ奴二人を前に、杉の大樹の木陰で昼寝をする者、食を取る者等、極めて庶民的な感覚を満喫している。右側には三人の瞽女が描く。彼女達は全国の農村や漁村を数人でまとまって廻るのが常で、語り物や流行り歌・民謡等を、三味線を弾きながら昼は門付し、夜は宿で唄って物品や銭を稼いだ。左からは医者が近づいてくる等、登場人物も多彩である。

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