切り絵

浮世絵を切り絵に

富嶽三十六景 武陽佃嶌

2024年12月20日 | Weblog

「武陽佃嶌」

佃島は、隅田川の河口付近に浮かぶ島。いまでは月島と一体化して、高層ビルの林立するシュールな空間になっているが、徳川時代には、孤立した島で、本土とは渡し船で結ばれていた。この絵の中の佃島は、周囲の船と比較して余りにも小さく描かれており、昔から北斎愛好家の中では、そのバランスの悪さが指摘されてきた。また、本土から非常に遠く離れて描かれているが、現在では佃大橋で本土とつながっているように、そんなに離れているわけではない。


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