昨日は、市民公開講座「第14回岡山医療フォーラム」で一般市民の皆さんに、「脳血管障害(脳卒中)とその最新治療」という題でお話をしてきました。
会全体のテーマが、「血管と疾患」ということで、私の後に、岡大循環器内科・中村一文先生、岡大慢性腎臓病対策腎不全治療学・杉山斉先生がそれぞれ、心臓病と腎臓病のお話をされました。
会の冒頭挨拶で難波正義岡大名誉教授から「市民の皆さんにわかりにくい講演をしたら医師免許をとりあげですぞ!」と激励のお言葉をいただいてスタートしましたが、何とか私の医師免許は参会くださった皆様の暖かいご支援のお陰様で剥奪されずにすみました。
私の方からは、脳卒中に対する最新治療、特に「切らずに治す」血管内治療をメインにお話しました。
自分の得意分野ですので、なるべく噛み砕いてやさしくお話したつもりです。
何人もの私の担当患者さんが参加してくれてて、会終了後にはいつもと逆に私の方が激励を受ける始末でした。
中村先生からは、心臓がメインのお話でしたが、心臓も脳も、特に血圧をコントロールすることが予防に重要と言うことを強調され、また家庭血圧をきちんと測る習慣をつけるよう指導されており、勉強になりました。
杉山先生からは、「がん・心臓病・脳卒中」が日本の三大国民病と言われているが、慢性腎臓病は全国で1330万人と推定され、新たな国民病だという衝撃的なお話を伺いました。
自分の専門外のことは、詳しくないダメ専門医なので、他科の先生のお話は大変勉強になりました。
(家内からはいつも「自分の子供の病気もわからないで、どこがお医者さんと言えるの!」と馬鹿にされておりますので・・・)
これからも、地道に勉強しよっと!
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