山荘付近を散歩中に女房の友人が山椒の実(冒頭写真)がなっているのを見つけ、実山椒の醤油煮なるものを作ってくれたのだが、これが陳麻婆豆腐じゃないけれどしたがシビレルという刺激が強い味となって、やや実が成熟しすぎているからでもあったらしいが辛いもの好きなら大丈夫、量を見計らって何かの料理に加えて使ってみてという。
採集した青山椒
下処理なしの実山椒煮
しかしこれだけ強い香辛料みたいなものをどう使ったらいいかと女房が案じるので、ネットで実山椒のレシピを探したらNHK今日の料理などには最初に下処理として水で煮たあとに冷水で晒してアク抜きして和らげるとあった。ほかにはシンプルに直接煮るというものもあったが、それには熟成させて円やかになったほうが美味しいとなっていて2~3年保存しながら使うという。
ということで直接法では我家では使い切れそうもないと、再度もう一回水で茹で直してから冷水にさらして煮直してみた。水に晒してみて分かったが、中にできた黒っぽい実がいくつも分離してきていて目立ち、軽井沢でももう半月ぐらいは前の青山椒を採集しておけばよかったみたい。その実のほうはどうしてもパりッとした殻の食感がよくないし、味の方も青い所の方がピリッとするだけではない何とはなしの広がりがあるからね。
黒いのが中の実
そして再度味付けしてみての味わいはやはり刺激は少なくなっていて、これなら煮物のアクセントに具合良さそうですな。
前回の続きとしてそのあと教わった植物をふたつ。つる草で特徴のある葉の付け方をしているのがアカネという植物で、その根を茜染めの原料にするそうで赤根と名付けられたとか。もう一つは良く知っているウドなんだけど、この花の蕾が女房の友人の田舎では天ぷらの高級食材として食べられていたんだそうだ。
アカネは葉5枚が輪生
ウドの花の蕾
天ぷらにしたウドの蕾はこんなに小さいのに、確かに天然ウド独特の風味が口に広がって美味しい、これは来年も見つけて食べなくてはね。