首都圏の桜も過ぎつつあり、一気に初夏になりました、お雛様に比べると遅出しでやや寂しい数の5月節句飾りがやっと登場、我家は女性上位、山の神のご威光が強いのでお雛様に比べると端午の節句の飾りかたは貧弱にならざるを得ないので、実にささやかながらまずは和紙の絵による平面省スペースものから。
冒頭のものは茨城県山方町の西ノ山和紙で見つけた2匹の鯉飾りで、窓際などに吊下げて鯉幟気分をというもの、あくまで鯉幟だから風に向って同じ向きになっているわけで、これも場所をとらないから扱いやすい。
これに比べて絵葉書版画のこちらは双魚紋で見掛けるような互い違いの向きになっていて、こういう場合のデザインとしてはこの方がいいということでしょう、でも何かで読んだことがあるのだけれど、より古い図柄は2匹が同じ向きなんだそうだ。
お雛様のときにも壁に張った和紙に描いた段飾りの5月版がこちら、これも同じく日本橋の小津和紙店で買ったもの、こういうものは仕舞う場合も筒に何枚も重ねて入れておけるから重宝する、それに安いしね。
この時期に端午の節句は時機を失していますが、これは2009年4月のものの再掲です、その時には4月でも下旬になって端午の節句を飾ったことで書いたもの、このあとに続編もありますので再掲も続きます