ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

10月の追分レトロ市は今年最後の開催とか

2013-10-19 17:25:37 | 信州日記

 今年最後の軽井沢滞在中は折よくというか、毎月7日の追分レトロ市開催中に山荘に来ていて、女房もこの前の富岡八幡宮でアイヌ刺繍に使える古着を買ったけどもっと良いものが見つかるかもと目論んでいたのを幸いに、僕も骨董市は冷やかしだけでもいいというスキ者だからまたもや10時の開始直後に旧油や前庭の開催場所にやってきたら、今回は25店舗ほどがほぼ品揃えを終えたばかりのところに、聞けばこの日で年内は終了して来年は4月から始めるという。連れて行った愛犬ゴン太だけは骨董市には興味はありませんかな。

 夏場と違ってもう10月も平日となれば人出はそんなにはなくて、常連みたいな常駐別荘族のオバチャン数人らしきは別にして、我々みたいなよそ者の観光がてらの買物客は居ませんな。ここに出店している業者はほぼ固定してきたようで、毎回同じ場所で品を並べているから見て回るのも慣れてきて、これはこの前もあったがまだ売れていないねとか、こちらは初お目見えでちょっとばかり高いとかお値打ちとか、鵜の目鷹の目で品定めしていくのは楽しいね。でも20店ちょっとだと見落としが無いかと3回ほど見て回っても1時間もかからない、敷地に余裕があるからもっと業者が増えてくれないかな、追分に常設店舗を構えるところが参加していないのはこういう業界は派閥みたいなものがあるのかな。

                        レトロ骨董市入口付近

                        こんな感じで散らばって

                        まだ空いている場所も

 女房はお目当ての古着では何とも安いからと二つばかり選び出して、そのほかには端切でいい生地があったと数点を漁って廻ってお買上げ、縞模様のものを狙っていたはずなんだけど、あまりにも安かったから別柄も何かに使えるだろうからと買っちゃったんだそうだ。

                        古着など

 さて僕の方はというと初めは見るだけで買う気は無かったのだが、このところ安い小物の郷土玩具などを買込んで飾りに加えてほくそ笑んでいて、それにちょうどいいような笹野一刀彫の定番の鷹じゃなくて、小さなクジャクなんぞをを見つけてしまって、一羽だけでもと思って値段を聞いたらつがいの二匹で500円だと。でもこれはどう見てもつがいじゃないような、クジャクの雌はこんなに立派な尾羽を持っていないよね、これは両方とも雄で羽を広げたのと閉じたままの二羽じゃないですかね。

                        笹野一刀彫のクジャク

 もう一つは主に銘仙の古着を扱っていた若いのが少し離れた場所に並べていた土人形のお雛様、かなり素朴な造りと色付けで雌雛の頭部が絵の具じゃなくて本物の髪の毛を使っているのを発見、やや大き目で中には鳴き玉が入っていて、もしかしたら庄内ものかなと訊けば分からないと、マァ土人形の産地はかなり多くて出所がハッキリしないものは我々には見分けがつかないが、確か温海温泉の今はもう廃業した骨董屋のオヤジから古いものは本物の髪の毛を使っていると教えられたことがあって、我家にもその時に只で貰った女の人形がある。値段が安ければと聞けばまずまずのところまでに値切れたので買うことに、これで我家には新旧の内裏雛は3組になってしまった。

                        雌雛の髪は本物で、雄雛は絵の具

 骨董市を見終わってから旧油や文化磁場の催しは何ぞと見に行ったら、常設店舗だけというのでこの日はこのまま引き上げることに。帰りがけに僕がレジ袋をぶら下げているのを見た女房がまた何か買ったのと、安い一刀彫のクジャクを買ったよと返事しながらまた骨董市の中の通路を通ったら女房が、あのお雛様が売れちゃっているわ私はクジャクよりもお雛様の方がいいと思ったのになんて、僕はニヤニヤとこの袋の中にあるよと、二人とも同じようなものに目を付けているもんですなぁ。

                        旧油や文化磁場入口

 今回の軽井沢では軽井沢アート・コントラーダという催しも開催中というのもタウン誌で見掛けて、どんなものかだけを偵察しに立寄ってみた。場所は離山公園内にある雨宮邸という古民家で、軽井沢在住のクラフト作家の今回は26名の作品の展示会だそうだ。ここには蔵ギャラリーがあることは知っていたが、さらに奥にこんな立派な古民家があったとは。その明治の木造二階建ての各所に配置された展示形式は、やや奇をてらった感じで見難いですな、その日の終了間際で手早く見たかったということもあったけれど。ジャンルは陶芸、染織、漆器、家具木工、金工、ガラス、木彫などと、それぞれは少な目の展示が分散していて見難い、でも作品はどれもがプロが造った逸品ばかり、但し付けてあったお値段もなかなかのものだったけど。まだ歴史は浅いらしいけれど、軽井沢にもかなり多くのクラフト作家がいるということを初めて知った、もう少し身近になってもらいたいものだね。

                                パンフレット

                        古民家までの通路に作家名が

                        雨宮邸

                        展示の一部 


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