ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

越中・加賀・越前と三つの焼物を巡るツアー 2020.1.29(水)~30(木) 3/3 九谷焼と越前焼

2020-02-16 09:23:00 | 旅日記

 二日目は越中富山から離れて加賀の九谷焼と越前は越前焼の焼物を巡る旅、どちらかというと皆さんの本命の焼物はこれらとなります、こちら方面まで来たら帰りの飛行場は小松空港のほうがいいはずですが、2時間もかけてまた富山空港に戻ることになっていて長いバス旅となりそうです、この日はもっと雨が強くなっていたもののバスに乗っている時だけが本降りで、降りている時にはほぼ止んでいたのは幸いでした。

 北陸自動車道では加賀温泉郷手前までの海岸沿いでは、強い雨がバスの窓に降りかかっていて先行き心配でしたが、加賀ICで降りる頃には不思議と止んできて、まずは最初の訪問地は石川県九谷焼美術館、見ればやや小ぶりの美術館でしたが。

                 北陸道の日本海岸沿いを

                 海も荒れているようで

 こちらでは如何にも九谷焼を愛するというような学芸員の熱い説明で館内を一巡りしただけ、とにかく説明が話しぶりといい内容といい実に面白い、九谷焼の発祥は謎だったのが有田で似た陶片が発見されて九州説が出ていたと聞くが、こちらではあくまでも大聖寺藩は山中温泉の奥にある九谷の窯跡が発祥であるという、それで今でも古九谷の名品を秘蔵する家がかなりあるかもという土地柄とか、自身も九谷焼の修業したとかで九谷焼愛がとまらない学芸員によれば、九谷焼の職人は全てに手を抜かない仕事をしているから見ればすぐ分かるという、色と構図と丁寧な線描きについてなど熱っぽく説明する、いくつかの作品でそれらの説明を聞いていたらお時間となってしまった、ここはもっと時間をとってもらいたかったですね、それと館内の写真撮影禁止というのは残念でした、いい古九谷や再興九谷などがありましたよ。

                  石川県九谷焼美術館

                   パンフレット

                   

 次は同じ加賀市内にある九谷焼販売の九谷満月という店、ここは旅行社と緊密に提携しているらしく食事を含めて多くの時間がとられていたが、最初は九谷焼についてや店のオススメ商品などの説明があって、これも手慣れたもので面白可笑しくPRを、九谷焼は分業で8~9割は絵付けの方の値段とか、そして人間国宝は徳田八十吉と吉田美統の展示販売コーナーが自慢らしい、まさかこのツアー客でそれらを買う人はいないでしょうにと、そのあとは食事の用意が出来たと2Fの食事処に、メインは香箱蟹の釜飯で小鉢などは九谷焼の器でというのが今夏ツアーの売りとなっていた、さらに食後は吉田美統作のカップでコーヒーもと、このカップも売られていたが6万円というのは人間国宝としては安いかな、最後はタップリとお買い物時間があったが、ケース内で名札付きで売られていたものはどれもいいお値段で買えません、それで端午の節句用となる桃太郎絵の小皿を買っただけで切り上げることに、店内は撮影禁止ということであったが値札を写されるのを嫌ったのかな、店長は高額品は多少は値引きするとしきりに勧めていたけど。

                  九谷満月

                  香箱蟹釜飯と九谷焼小鉢類

                    ここでもホタルイカが

                       釜飯

                      吉田美統作のコーヒーカップで

                        買った小皿とお土産というぐい呑

 最後の焼物は越前町にある越前陶芸村でまずはその中にある福井陶芸館に、こちらでの説明はサラッとしたものでしたが古くは焼き締めの雑器がほとんどでその後のものも少し展示していた、確か越前は一時廃れたのがここが出来て復活したはず、今はいろいろな焼物の窯元があって多様な陶器類を焼いているようです、ここで売っていたものには魅力的な作品が多くあった、ここでも時間が少なくて忙しく品選び、普段用にと少しだけお買上、やはりこういう旅では多少は買っちゃいますな、今回のツアーではここが一番でしたなかなかいい焼物がある、越前焼は初めてながら焼き締めだけじゃないと見直しましたよ、これで六古窯を全部を訪ねることができました。

 またバスで劔神社という看板を見たがここは織田家発祥の地だったんですね、それにまつわるところも見たかったですね。

                越前陶芸村

                 福井陶芸館

                   パンフレット

                   こちらも写真撮影禁止でした

                  陶芸館の庭、今年は雪吊りが役に立つことがあるかなと

                   手前は同じ作者

                     陶歴を入れてくれた

 同じく陶芸村にあるすぐ近くの越前焼の館にも、こちらには全部の越前焼の窯元の揃っているのかな、でも陶芸館にあったものより見劣りしていますね、しかしお値段は安めかな、こちらでは見るだけで。

                   越前焼の館

 今回はお土産を買う場所はあまりなかったが、最後のお土産場所として立ち寄ったのが越前そばの里、蕎麦の工場兼お土産処です、僕の蕎麦打ちの会でおろしそばの本場の福井の蕎麦粉が美味しいという人がいて、ここのはと聞いたら北海道の自社農場のものという、でもこれだけ大々的に作っているところの蕎麦粉ならと500gパックを買ってみることに、今年は年越しそば以外にも打つとしようかな。

                  越前そばの里

                             直営農場産そば粉

 帰りの飛行場までは2時間ほどという、この帰り道でも雨が強くなった時も、でも回復する方向にはなったようです、途中で立ち寄った尼御前SAでは割引表示のマス鮨などがあって、空港では昨夜のとやま鮨や富山ブラックが食べられますというものの、特に富山ブラックはあまりのしょっぱさに音を上げたことがあったのと、飛行場ではどのくらいの時間の余裕があるかが分からなかったので手早くとそれらで晩飯の代わりにと、安上がりでしたなぁ。

                やや明るさが出てきたが

                 尼御前SA

                SAは海に面していた

                   マス鮨としめさば鮨とオボロ昆布おにぎりなどを買い込んで

                海はまだ荒れていて

                

 富山空港には出発時間の1時間15分前と順調に到着、富山ブラックの店を見たら普通のラーメンもメニューにあるんですね、あのしょっぱさは肉体労働者の食べ物、普通には食べられないものね、ほかにはピザの店なども、これなら空港で食べてもよかったかな。

                  富山空港に

。 我家には10時過ぎに帰還、富山からは2時間半もかからない、早いもんです、当然に飲んだくれての就寝となりましたよ。

           

                          食材などの買物、今回は抑えていたので少なかった


コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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優雅な旅ですね (ひでちゃん)
2020-02-16 15:26:06
 うらやましいです。
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