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5月3日は恒例の横浜国際仮装パレードが開催されるのだが、幸いに昨日からの雨は上がってよかったねと、でも我々はそれを見物しないで三渓園に、というのもちょっと前に車運転中のラジオで、園内にある重要文化財の臨春閣が6日まで公開中で、そのあとは修復工事に入ってしまうということを聞いて、横浜に住んでいるのに三渓園にはもう40年ぐらい前に一回だけ、その時には建物内には入っていなかったからと、いうなれば初めてというような訪問をすることとなりました。
車で行くことも考えたがパレードの交通規制も気になって電車とバスで、市営バスに乗るのも何年ぶりだろうか、これが短い間隔で停まるんですね。一番近くまで行くバスの時間に合わずで三渓園近くを通る系統のバスで、本牧バス停で降りて800mほど歩いて11時少し前に到着という、ノンビリの暫しのバス旅を久しぶりで。
三渓園入口
まずは大池に、三重塔が前方に
睡蓮池の向こうは鶴翔閣でこの日は結婚披露宴の貸切りで公開されていませんでした
大池を通り過ぎれば右手が内苑という旧原家の私的空間だった区域で、特別公開中の臨春閣はこの中の主要部となっています、当初は聚楽第の遺構と言われていたがその後は紀州徳川家の別荘の巌出御殿と考えられていて、数寄屋風書院造の建物で、吉宗も幼少のころに過ごしたことがあるとか、複製画ではあるが本物そっくりの狩野派の障壁画や遊び心がある欄間などと、洗練さが際立った見事な造りが各所に見られました。
御門から臨春閣玄関まで
玄関に入ればまず窓絵が
障壁画は有名な狩野派の何人かが描いたもの
波絵の欄間
和歌の色紙の欄間
庭園側に回ってきて
虹梁と竹を組み込んだ天井
二階に行く階段の入口は火頭窓風に
ここから見ると中秋の満月が三重塔に寄り添うように配置されていると
和楽器の欄間
臨春閣を裏手から見る
臨春閣の見物は一方方向となっていて、出たところからは内苑にあるいくつかの建物群を巡るようになる、これらも多くが重要文化財となっています。
月華殿と金毛窟
天授院
聴秋閣
春草庵
蓮華院
旧天瑞寺寿塔覆堂
亭榭から臨春閣を
庭園から臨春閣を
内苑の最後は三渓記念館を見物、これは平成になって建てられたということで以前はなかった鉄筋コンクリートの建物、障壁画の本物などが展示されていましたが撮影禁止なので、なお臨春閣内部の撮影ではフラッシュ禁止です。
記念館を見た後はまた外苑に戻ってきます、こちらは往時から一般開放されていたとか、広い外苑にもいくつかの古建築が移築され重要文化財がいくつも。
横笛庵
合掌造りの旧矢箆原家住宅
この欄間も面白い、碇と櫂ですね、手前は扇子
合掌造りの屋根裏、この合掌造りは白川村で見たものよりも立派な建物です
旧東慶寺仏殿
待春軒
旧燈明寺本堂
三重塔だけは登るのが大変そうとパスして2時間強の見物、以前は池の周りだけしか歩いた記憶がなくて、これだけ回るとかなりくたびれました、腹も減りましたね。
ということで来るときにバス停から歩いてきた道筋で、一軒だけこんなところにとポツンとあった韓国料理の店、外のメニュー看板を見たら安かったことあって手っ取り早くていいと、入ったら中は結構賑わっていました。僕が食べたのは骨ヘジャンクというスープ惣菜がご飯付きで780円、これにお通しが付いてきたのには驚きましたが少しずつでもなかなか美味しい、肝心のスープのほうは背骨に着いた肉はほとんどなくて出汁用でしたか、野菜だけが具材というややダイエットッメニューのような、女房はキムチの辛さだけは大丈夫とキムチチャーハンを食べていたが普通だったようだ。
故郷の家という店名の店、この造りは何でだろうと
ランチメニュー
お通しはこれで二人分
骨ヘジャンク
キムチチャーハン
帰りのバスは往きとは違うコースで桜木町に向かうというバスに、本牧方面はバスの利用者は多いんですね、我々は要領が分からなくてバスの行き先が書かれた表示窓を見て乗り込んだら別の道だと暫くしてから気が付いた、それで関内まで来た時にパレードの最終が伊勢佐木町でちょうど終りの時間だったと気がついて急遽降りることに。
でもちょうど最後尾が通り過ぎたばかりだったとか、見損なってしまいましたな。
伊勢佐木町を後にして進んでいったところで、パトカーの最後尾の赤色ランプが見えただけ
そのあと桜木町駅まで歩いていったら、吉田町では何やら催しの準備が進行中、聞けば吉田まちじゅうビアガーデンということで3時からの開催だそうだ、この道筋には飲食店が増えましたねぇ、それでこういうイベントが開催されるようになっているんですね。我々は昼間からビールもねぇと、梅やで焼鳥などだけを買って帰ることにしましたが。
吉田まちじゅうビアガーデンの直前を梅やの前の様子