ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

東北の北部の秘湯と観光地をレンタカーで巡る三泊四日の旅 2016.6.29(水)~7.2(土) 3/7

2016-07-27 17:21:30 | 旅日記

 二日目は八幡平の秘湯をハシゴしてから一般道で北上して十和田湖畔にある宿へ、途中に何かあったら寄道しながらというつもりで、天気はやはりまずまずで雨の心配は無し、露天というより野天という野趣あふれる温泉が楽しめそうと、団体ツアーみたいな時間の制約はないから、夕方までに次の宿に到着できるように見計らって温泉三昧もしましょうと、さて身体がふやけるかもしれませんぞ。

 前日に調べたら後生掛温泉は朝8時から立寄り湯できるということで、8時半にはチェックアウトして歩いても行けるその温泉に、ここの裏手には小火山の様相が見られる自然探勝路があって以前には一周したが、やはり熊出没注意の看板があってまだ早朝で中に入っていく人はいないみたいで、今回は入口から少しの場所までで雰囲気だけ味わってみただけ。

              後生掛温泉正面側

            硫黄が臭う

            

              熱泥水がボコボコと

            探勝路の出発点が温泉宿となっている

 風呂は外来の朝一番に近かったから空いていて広い木造浴室を独り占め状態、温泉はPH3.02の単純硫黄泉で成分量自体は少ないが、地下深くからの泥分が貴重らしく温度調整したぬるめの泥湯浴槽があってここでは長湯できる、湯温自体は高温だから有名な箱蒸し風呂があって入ってみたが暑いのなんの、サウナ風の部屋で蒸気に当たるぐらいで切上げてまた泥湯に、ここの露天風呂はお体裁程度の小さな浴槽であくまでも内湯の各浴槽をハシゴしつつ湯治を楽しむという温泉ですね。

              温泉棟の入口

                         温泉分析書

 次は昨日来た道を逆戻りして八幡平アスピーテラインからの眺めを楽しみつつ岩手県側に入ったところにある藤七温泉に、こちらは開けっ広げで野趣あふれるロケーションの野天風呂が楽しめ、最初に来たときはこれほどとはとビックリしたものです。

            アスピーテラインから

            

            藤七温泉手前

 藤七温泉は雄大な風景の中にポツンと建つ一軒宿で、周辺は山野草などが多く見られるのも秘湯らしくて、それらを含めてこの旅で撮った植物の写真は以前にアップしたコチラに。

              藤七温泉

 温泉は着替え場所からの隣に内風呂があるが、そのすぐ外に広がる温度が異なるいくつかの野天風呂に浸かるのがここの醍醐味、雄大な風景の中で気分爽快、ここでは女性もおおらかに混浴した方がいいのではと思わせますよ、タオルを使ってもいいらしいから、それに入ってしまえば全く見えません。こちらもPH3.4という酸性の単純硫黄泉で成分量は少ないのだが、底には泥分が溜り泥パックができるほどで濃厚に感じてしまう、泉温は90℃もあるようだが引き込むまでに適当に冷却されているのでしょう、一番ぬるめの浴槽なら長湯できました。

            外から丸見えです

            野趣溢れる野天風呂と手前の木造の中に内風呂が、内風呂は泥湯ではありません

                       温泉分析書

 藤七温泉からはまたUターンで戻ることになって途中で素通りしていた蒸けの湯に、こちらも周囲から噴煙があがる谷間というロケーションにヒッソリと建つ一軒宿で、外にはやはり野天風呂があって男女別は目隠し囲いがあるが、大き目の混浴は開放的、また玉川温泉ほどではないようだが温熱療養ができる小屋もいくつかあり、分析書にはラドン含有の記載があった。泉質は内湯と野天で違うようで、内湯の岩の湯はPH2.5のラドン含有の単純酸性泉で泥湯ではありません、野天の熊の湯はPH5.8の弱酸性の単純温泉で成分量は内湯よりももっと少なく無色透明なきれいな湯、八幡平の湯はどこでも成分含有量だけは少な目なんでしょうか、でもこれらの三秘湯のインパクトは強烈でしたねぇ。

              蒸けの湯

            左手に混浴の野天

            中央に男女別の野天風呂

          

                   岩の湯                       熊の湯

                宿に貼られていた八幡平の花のパネル、これはビジターセンターの拡大みたい

 以上の三秘湯は午前中に制覇して、次は昨年泊まって岩盤浴しないなら玉川温泉よりいいかと新玉川温泉を目指す、到着したのは午後1時少し前、ここまでは食事処も無い山道を走ってきたのでここでと考えていたのだが、1時でオーダーストップというのに危うく間に合った。湯治客が多いから昼が食べられるはずと思ってはいたが危なかった、直後に来た客はもう食べられなかったものね。単品も少しあるようだが日替わりランチが2メニュー、この日はかつ丼とパスタとなっていて、僕はかつ丼を食べたが最後まで出来合いを保存していたようで衣がふやけ過ぎ、これだとおにぎりでよかったぐらいだったかも。

              新玉川温泉

                かつ丼

                パスタ、副菜や漬物はフリーで

 日帰り入浴では割増料金を払わないと温浴はできませんが長時間しないと意味がなさそうだしで入浴だけを、日本一の強酸性という湯はPH1.13とあった・含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)-塩化物泉でここは成分量も多い、強酸性に隠れているがメタ珪酸の量も大変なもの。広い内湯には大きい源泉以外に50%浴槽や高低別の浴槽や弱酸性浴槽も、蒸気部屋や歩行湯のほかもいろいろあって温泉三昧できる、最後は掛け湯で肌をととのえるのが無難らしい。飲泉は5倍程度に薄めているようだがそれでも酸っぱくて、直後には真水でうがいしないと歯を溶かすという注意書きも、ただ露天は小さいし熱いしでこれは付け足しですね。

              温泉案内

                     温泉分析書

               こまごまと湯治のための注意書きが

 予定の4秘湯を制覇したあとは山道から国道に出てきて、道の駅あんとらあというのを見つけて何かないかと物色、まだ二泊するので生ものなどは買えないから特に触手が動くものは見つからずで。ここは裏手には町の施設も併設していたが何もやっていなかった様子、ほかに山野草売場などもあったがとてもいいお値段に、はてこんな土地柄で売れるんだろうかと。

              道の駅

              裏手の方が広い

 この後は特に立寄るようなところは見当たらずで、また多少の山道へと分岐して十和田湖に直行となった。この日は宿の朝風呂と立寄り湯が4か所、そして今晩の宿も温泉だから全部で6か所に浸かることになった、これは新記録となるが我々は湯あたりなどしません、温泉フリーク冥利となりましたな。


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