昨年末までに飲んでいてまだ書いていなかった安ワイン中心の味わいの感想を、11月頃以降のものは12本ほどあって、そのうちの6本からを前編として、今回のその1にも我家に保存していたものもあって、冒頭写真は①のワインを抜栓したところを、20年以上も経っていると高級ワインはいざ知らずですが、普通以下のワインのコルクはかなりへたっていますね。
①アウグスターレ 2001
これは地下ピットで寝かしたままとなっていたもので値段は1000円台だったかなぁ、古くなったコルクは苦労したが何とか残らずに抜けた、まず鼻に来たのはいい熟成風味でこれはと期待して飲んでみると、香りは立っているのに味の方は要素はあると思われるのに薄い感じでピークが過ぎちゃったかなと、それが少ししたら味がでてきたようなので半分以上を二日目に、やはり味が開いてきて濃い目の味に、熟成風味と相俟っていい味わいとなりました、ただこれだけ熟成期間があるのに円やかさとは無縁のパワフルさが迫ってくるようなワインに大化け、でももうちょっと優雅さがあったらさらによかったのにと。
②ベリンジャー カベルネ・ソーヴィニヨン 2020
いなげやで税別929円を15%OFFで税別790円となって税込868円、ベリンジャーとしては安価版のワインでどんなものかと、これはストレートに濃さと甘味が舌に来ます、香りもまずまずで好みの味ではあるが、2020年で熟成風味が無いこともあって深みのプラスアルファはないですね、でもこの値段としては健闘していると思う、二日目も変わらずでまた15%引きの時に買いましょうかね。
③バルカトリナ 2020
カルディで定価877円を2本買うと10%引きということで789円で、これを買った理由はアルコール度が14%と高かったから、それで味はアルコールからだと思う甘味が強めで僕が好きなタイプであったが鼻に来る香りは少なめでやや単調な味わいではある、さらにこれまでもポルトガルワインで感じた喉越しにくる風味には違和感があるがこれをマイナスと感じるのは僕だけか、二日目にはあの風味は消えていたが、味わいは甘さが強いけれど熟成風味や樽香がないので厚みに欠けるのはこの値段では仕方ないでしょうね。
④アミーゴス・ミオス カベルネ・ソーヴィニヨン 2020
ロピアで379円+税のチリワインで輸入元がロングパスと同じユーラスなので買ってみた、明けてすぐに飲んだ印象は渋いなぁと、それがしばらくしたらバランスが良くなってきた、香りは弱めながら普通に飲める味わいに、若いから当然に熟成風味や厚みは無いがイヤミが無い、これだけのバカ安ワインとしては頑張っていると思う。
⑤シャトー トゥール・ドラブル 2019
ロピアでこれもユーラス輸入のワインでは税抜き998円と高目のワイン、同様のフランスワインが3種類あった中の一つでオーガニックとか、金賞ラベルがいくつか張られているがどんなものかと、これは濃い目の味ながらやや柔らかみを感じるのはオーガニックだからか、香りもあっていいバランスのワイン、安いと固めが多いフランスワインとは一味違います、でも熟成から来る風味や樽香からくる厚みなどが無いので、安さが売りのロピアなら税込みでも三桁ワインにしてもらいたいかな、それならコスパがいい方だとは思いますが。
⑥シャトー・デ・メルル 2018
ロピアでは子会社らしいユーラスが輸入のワインは好印象であったが、これはお値段が税込みなら1000円ちょっととこれまでより高めのボルドーワイン、アルコール度が14%とあったので期待して、やはり香りが良くて固めな味わいはこれまでのボルドー安ワインと共通ですが、アルコール度が高い分多少は甘さも感じられる、2018年でも熟成感は無くて二日目も変わらないがマズイということは無い、ボルドーはむずかしいですね、ロピアだったらこれも税込みで三桁にしてほしいですな。