塩沢湖のタリアセン入口前で毎月第4日曜日に開かれている手づくり市には、信州滞在中の8月の開催日だけここ数年続けて出向いているけれど、出展者は20人ちょっとぐらいで特に目立ったものはあまり無いのに、それでもこういう市というのは骨董市同様に妙に惹かれて足を向けちゃうんだよね。場所は植物園にも近いから、そちらで秋の初めの花とヤマブドウの実がどのくらいになっているのか見ておこうということもあって。冒頭写真はこの日の内容とは無関係で、タリアセン近くで写したマンホールであるが、よく見たら浅間山をデザインしているんですね。
昼過ぎにタリアセン前のテントが並ぶ手づくり市にやってきたら、客はそんなには多くなくてチラホラぐらい、これでは売り上げは上がらないでしょうかな、店は女性向きのものを扱うところが多いから僕などは短時間で一回りしてチェック終了、それでも女房は時間を掛けて見て回っていて、可愛らしいものはあったがちょっと高かったからと、結局は何も買わずで懐は痛まなかった。
手づくり市風景
今回のこの市で唯一面白いなと思ったのがナラ材で作ったという折り畳みできる椅子、座り心地も良くて狭い場所に仕舞えるので、山荘のデッキなどには使い勝手が良さそうな、でもお値段がねぇと、半額以下にしないと売れないでしょう。
無垢材の折り畳み椅子は珍しい
そのあとはこの前にムクゲの苗を貰いがてら一度だけ園内を見物した植物園に、その時にヤマブドウとノブドウがあることを教えられ、ヤマブドウには小さな実もなっていたのがこの時期どのくらいになっているか見ておこうと、それと山荘周辺に目立つ野生の草花などの名前なども教えてもらおうということで。
ここの先代の園長さん佐藤邦雄氏は100歳手前まで長生きされたそうで数年前に亡くなられとか、入口前の建物には天皇陛下ご夫妻を迎えられての写真なども掲げられていたが、山荘には義母が買い求めてサインを貰った軽井沢の花という本があって懐かしい。
植物園入口
その本を義母が求めた頃は入園料は無料でもっとこじんまりした植物園だったような記憶があるが、今はもっと広くなっていて樹木類も増えていて、それでも入園料は100円というのは町もサービスしているということだろう、陛下の御威光が利いているんでしょうか。周ってみて感じたことは、この時期は植物が繁茂しているので、名前標識以外の草なども混在していると花が無い場合にはどれがそれだか分からないということと、軽井沢周辺にあまりにも多くある花には名前表示が無いというのはよそ者には不便ではある。
科目ごとの配置案内
発券所手前にはその時期に咲いている花の写真リストがあるので、それを見てから中を巡るのだが、全部をシッカリ記憶してなん出来ないから不案内になってしまって、配布パンフレットにその時期の花の咲く位置をマークなどで示した園内地図を入れるとか、園内の名前表示板にパンフレットのマークに対応して咲いているものだけ目立つワッペンなど貼りつけたらどうでしょう。この二つを組み合わせたらその時期時期の花がよく分かると思うんだけど。
今咲いている花の写真リストが
入口から真正面に入った突き当りには皇太子殿下御下賜のアサマキスゲという標識柱があって別格の扱い、今は野生では見られなくなった黄色い花はここに来れば各所に咲いているのも見られるがやや盛りを過ぎ、この時期はレンゲショウマの最盛期であった。
白い標識柱が
次の二つの写真は園内のヤマブドウと我が山荘近くのノブドウと思われる実の写真だが、葉の形が違うだけでなく実が多いのはヤマブドウで葉柄の色も赤っぽいみたい、9月にまた来たら味を試さしてくれませんかね。
ヤマブドウ
ノブドウ
最後に8月9日に植物園で貰ってきたムクゲの苗、種から三年目ではまだこんなに小さい株で、夏場には地植えしないでやや半日陰で過ごさせ、9月になったら植えてくれと言われている。
3年目でもこんなに小さい