昨夜来の雨が10時頃に止んだので、ここのところの街めぐりでひたすらに歩くのが身体に具合よく利いているみたいですこぶる快調だから暇があったらまた歩こうと、それが横浜方面は山手の西洋館でクリスマスの飾りつけをしているというニュースを女房が見たものだから、横浜に住んでいて西洋館そのものも見たことが無いから一度行ってみようということになって。
昼を中華街で食べてから元町を抜けて山手にということで、みなちみらい線の日本大通り駅で降りてまずは中華街を目指し、中央の大通リ入口の善隣門(冒頭写真)から右手裏側に廻り、やはりここでも多少の店の入れ替わりがあるなぁなどとチェックしながら、途中ではこの前の神楽坂五十番の360円よりも格段に安い関帝廟の目の前にある茘香尊の210円の肉マンだけを買っておく。
関帝廟
関帝廟通りを進んで市場通りで右折して一番はずれにある萬来亭にたどり着いたらちょうど11時半の開店時間で、それまで待っていた人達に続いて入店する。この店には半年ぶりぐらいになるかな、ここの平日ランチは600円で定食と麺の2種類ずつ計4種類となっているのだが、よく利用する近くの勤め人以外の遠来の客も多いらしくてランチ以外の普通メニューものを頼む人も多いみたい。我々はご飯もののAとBランチ、この日は牛辛し炒めと白菜春雨炒めとなっていて、これにこの店の名物の上海焼ソバを半分ぐらいで作ってくれるかと聞いたら、ランチ以外にこれを一つとって二人で食べれば大丈夫だよと、それじゃお言葉に従ってというかご飯は残してもいいというつもりで注文する。とにかく今までもランチ時にこの上海焼ソバを食べる人をよく見掛けてはいて、一度どんなものなのか試したかったから。ほかにこの日もキュウリとエダマメの和え物を別に頼んでいるテーブルがいくつかあって、これも以前からも皆さんがよく注文していたが、ランチでも3人だったらそれも食べられるのにね、しかしこちらはビールなどに合いそうですな。
萬来亭
僕が食べた牛辛し炒めは正直にピリ辛が利いていて旨い、白菜の方は炒めと書いてあったがスープ煮みたいで塩味でニンニク風味があって、こういう食べ方はヘルシーな感じがいいし家でも作れそうと。これは翌日の晩に我家の食卓に出てきたが、かなり似通った味に仕上がっていて今後定番になりそうですな。付け合せの小皿、スープ、杏仁豆腐は安いランチだからこんなものでしょう。初めて食べた上海焼ソバはカキ油の風味が利いていてやや甘目のコッテリ濃厚ソースが味を主張している、今までこういう味の焼ソバは食べたことが無かったもの、かなりボリュームがあったのに二人で食べ切ってしまって、これは評判になるはずだと。この店は製麺所から始まっているから、麺の方も自信があるのは当然ではあるな。
牛辛し炒め
白菜と春雨炒め
上海焼ソバの色を見よと
杏仁豆腐はごく普通
腹一杯になってポンポコを擦りながら元町に向かい、メイン通りを喜久屋からウチキパンまでブラブラ歩きしてから外人墓地脇の急坂の裏道を登って山手に出る。外人墓地には今でも花が活けられている所がかなりあって、明治以来日本に定住していて、まだあとの祭祀を受け継いでいる人が居るのを知った。急坂を登り横浜地方気象台にの前に出て、更にダラダラとした坂を進めば山手のメインの通りにやってくる。
元町
外人墓地入口正門当り
この建物は我々が知る限りある
山手もこの辺りは昔から僕らも見知った場所で、周辺の建物なども以前から建っていてやや草臥れかけたところが明治とまでは行かないが横浜昭和レトロっぽくて懐かしい感じがする。この時間はまだ空は曇天であった。