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以前にも24枚の印判を中心にした明治から昭和初期の普段使いのなます皿を紹介したり、もう少し上手の手描き染付のものもアップしたが、なます皿自体は錦手以外のものはほとんどが雑器といっていいのかも。そんな普段使いにしているものでまだアップしていないものがもう少しだけある。
冒頭写真は5枚セットの大振りな手描きのなます皿、染付の色合いはやや薄いものの落ち着いた色調で、器全体は非常に奇麗で新しく見えるのだがハテ時代は?、判断しかねているのだがまずは大正ものか。でも新品みたいに使えて、以前は5人揃いでよくテーブルに出したのだが、最近は子供も家を出て行ったから活躍の場を失ってしまった。少人数だと毎日変わっていたほうが良くなっちゃったからね。
次は以前の24枚の延長線でなるべく絵柄が違うものを買っていた頃の印判物でやや小振りの4枚、そのうち1枚だけはよく見かける手描きの図である。こういう器は輪花になっているかとか、ちょっとした大きさ違いでバリエーションが多いから、もう途中で集めるのを止めてしまった。それと集め始めは安かったのがバブル時は印判でも高くなったから、でも最近は落ち着いた値段に戻っているようだ。明治から昭和初期の印判ものはこれらなます皿や皿類、鉢類など非常に多く焼かれていて、伊万里以外に瀬戸美濃などのものも多く混じっているはず、でも似たような印判図柄を使っているはずで判別となると難しい。
そういう中でも面白い図でちょっと珍しいかなというものは印判でもちょっと高くて、先の24枚のなかにも1枚あったのを見落としていた、下の写真の首馬の玩具の図柄はやや他よりいいお値段が付いているはず。いくつかのこいうものの生産地、各地域で特有の図柄などがあるのだろうか、そういうものが安くてあったら即買いなんだけれど、よくは分からないしそんなに柳の下というのは無いだろうからね。