ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***北アルプスの麓、水豊かなる盆地は絵になる風景 後半 安曇野 2002年

2014-06-11 17:28:13 | 旅日記

 さらに北、大町市手前の松川村は最近元気な町で、新しくできた岩崎ちひろ美術館は良く整備された広い庭園のような敷地内に建つメルヘンチックな建物で、観光バスが何台もやってくる。絵本になった少女、子供像は女性や子供に人気があって、確かに観光客で大賑わいになっていますなぁ。

 ここに建てるにあたっては、村からかなりの援助を受けたんでしょうかねぇ、練馬の元自宅跡にも小さな美術館(確か最近になって改築され良くなったという記事を読んだ)があるようだが、こっちはかなり立派な大型施設、ちひろさんの亭主は元共産党衆議員議員の松本善明さんとか、その資産だけで息子が建てたとは思われませんものね。

 このすぐ道を隔てた隣には村営の温泉、レストラン、宿泊施設のすずむし荘があり、ここの温泉は僕的にはかなり気に入っている。近くの山の上にある魔羅尾温泉から直接引いているとか、名前がちょっと卑猥な感じをそのまま名乗っているなんていうのもいいじゃないですか。ラジウムを含んでいてヌルッ、ツルツルになる泉質がいいんですよ。源泉だけの小さな浴槽の方は体温に近い38℃で、いつまでも入っていられるが、数人しか入れないから譲り合って下さいよ。宿泊すると宿泊客だけの内風呂(露天風呂は一般の方のみ)もあって、こちらは入浴人数が少ないのでさらに濃い感じがする湯と感じられた。併設のレストランも人気があって昼時はいつも待つ人が多く我々はまだ食べていません<その後に利用したらリーズナブルでなかなかいい>。メニューを見ると和食中心のようであるが、宿泊した時の夕食もここで料理しているらしかったのだがそれは洋風、温泉には和風の方が良いのにと、昼と変えないといけないというのなら洋風は一部だけにしたらと思ったことでしたな。

                            すずむし荘

 松川村で我々がよく行くのはR147沿いにあるヨーロッパ家庭料理のはなばんだ、昼のセットメニューは4種類で特別上々に旨いとは思わないけれど、もし別メニューにあるオックステールシチューが昼時間に間にあって出来ていたらそれを必ず注文すsる。これは本格的で旨くて安い、狂牛病などは忘れて食べましょうやとなる。デザートも自家製ケーキが用意されて、雛には稀なというレストランだ。<残念ながらこの店は今は無い>

 ほかには少し離れた山側の道を南下するとハロー安曇野という公園施設の中にとんぼ玉博物館があり、古代からの珍しいトンボ玉が展示されていて、結構面白いので一回は見学してみると良いのでは。逆に北に行けば大北農協松川支所の直売所があって、ここの松川米は美味しくて、信州では浅科村の五郎兵衛米と共に人気があるようだ。

 帰りはそれより手前を右折して高瀬川の東側、池田町の方の県道を南下するのが空いていて正解だ。安曇野のこのあたりは国道とこの県道に山側の道の3本が南北に平行していて、さらに農免道路が1本という道路状況に、白馬に抜けるオリンピック道路が加わったから、旨く使えば混雑を避けて走れるようになってはいる。

 川の東側の県道沿いにある池田町はハーブの町を謳っていて、道の駅もハーブを売りにしているし、まだ行ったことはないが夢農場<その後に行ってみたら小規模な施設、ラベンダーを見たいなら7月中に>というのもあるらしいです。でもここでのお薦めは池田町立美術館<今は北アルプス展望美術館と改称>からの北アルプスの眺めで、下の道路からでは想像できない素晴らしさ。それこそ安曇野盆地を前に置き、常念岳を正面にして西側にアルプスの山々を聳えさせていて、写真に収めるなら午前中の方が奇麗という訳である。天気が良ければ遠くは白馬連邦までも見渡せられ、美術館には山容図に名前を入れた案内コピーを備えていたから、それと比べて山の名前を調べてみるのも一興だ。我が友人で山好きの奴は頂上の形をちょっと見ただけで、あれは○○岳、その先には△△山とよくもまぁ知っていたもので感心したことがあるが、山好きにもたまらない光景では。またこの近くには長坂にあるあの有名な翁で修行した安曇野・翁やオーベルジュ・メイヤの樹が出来ていたのでこれからが楽しみではある。それとここの地酒(蔵元では見学や販売はしていませんが)、山の酒を謳う銘柄は大雪渓という酒は、昔でいう2級酒でも安いのにかなり旨いですよ。

                            北アルプスの絶景が見られる

                            

                            

                            池田町立美術館<今は北アルプス展望美術館と改称>

 あとは明科まで下って松本に立寄るか、最初に往路で書いた山の神の温泉前を通ってショートカットするかは時間と相談になる。ちなみにこの温泉はこじんまりしたものだが、やたらにヌルッとして、植物系のモール温泉みたいなものが入ったやや茶褐色の湯である。ここを通り過ぎて突き当りを左折すればもうひとつの上田方面に出るルートで、四賀村を抜けて青木峠を越えるコースとなる。四賀村<松本に合併>にはアンシャンテ四賀という温泉と宿泊の施設(このあたりの公営施設では最初に出来たと思われる)があるほか、秋は良質の松茸で有名な村である。シーズンには松茸山荘で温泉と食事が用意されているそうだ。

 青木峠は昔よりは道路整備が進められて良くなってきてはいるが、峠の道筋はまだクネクネの山道が延々で、時間的には距離以上にかかるので念のため。秋にはこの山は茸が豊富らしく、道路沿いにテープを張りまわして入山不可としている山林が続いている。峠最終の坂井、麻績村方面への分かれ道、石仏で有名な修那羅峠入口近くを抜け過ぎればまた広い道路になっていて、田沢温泉に一気に降りてこられます。ここには共同温泉浴場があって、その名も有乳湯はぬるめの柔かい硫黄泉で、湯の中で微細な気泡が肌に纏わりつくという泉質が良いですよ。こちらに来るとどこにでも温泉があって、我が小屋に帰って風呂になんぞはついぞ入ったことはないということになる。時には松本などの都市部を外してそれなりの自然と、ちょっとした文化施設を訪ねて、温泉と旨いものを満喫というのもいいもんですなぁ。

 

店データ  <この記事を書いてからかなり経過しているので、内容や評判などはかなりかわってきているかもしれない、また新しい店や施設も>

   HAMAフラワーパーク安曇野   三郷村大字温 6687-7    0263-77-6019

   ほりでーゆ四季の郷        堀金村烏川 11-1        0263-73-8500

   プラザ安曇野             豊科町南穂高 6780      0263-72-8568

   碌山美術館              穂高町穂高 5095-1      0263-82-2094

   上條                  穂高町穂高 5268        0263-82-4411

   小笠原わさび店           穂高町穂高 5978        0263-82-2414

   あづみの食卓            穂高町有明 3089       0263-83-6797  <レストランは閉鎖>

   すし処 泰              穂高町穂高 1796        0263-82-2247

   舎櫨夢                穂高町有明 7958        0263-83-3838

   安曇野ちひろ美術館       松川村西原             0261-62-0777

   とんぼ玉美術博物館       松川村北ノ原 4335-1     0261-62-8600

   すずむし荘             松川村川村西原 3363     0261-62-8500

   はなばんだ             松川村細野 5212        0261-62-9189  <閉店>

   池田町立美術館         池田町会染 7782        0261-62-6600

   安曇野 翁             池田町中鵜 3056-5       0261-62-1017

   オーベルジュ メイヤの樹   池田町中鵜 3056         0261-62-6796

   アンシャンテ 四賀        四賀村大字穴沢 756       0263-64-3993

   松茸山荘              四賀村大字穴沢 767       0263-64-2102

      <このブログ内検索で安曇野で調べればこのあとに書いた記事がでてくるはず>


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