ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

2月末なのに河津桜はまだチラホラ、花のほうが人間を見物してるみたい 2012.2.27(月)1/3梅林

2012-03-02 16:51:21 | 旅日記

 2月27日(月)に団体バスツアーを利用して河津桜の見物に、今年の冬は寒くて花は遅れているとは聞いてはいたが、普通は3月には散るぐらいだから2月月末ならなんとか咲いていてくれるだろうと、その期待は外れてしまったけれど、久しぶりの南伊豆まで楽チンでドライブ旅行してきたと思えばまぁいいか。

 横浜出発の団体バスツアーは例の天理ビル前からとなっていて、今回は7時半のスタートに乗り込んだのは15名という少人数、普通はこういう団体ツアーは30人に達しないと中止ということになるはずなんだけど、この人数でも催行というのがちょっとばかり不思議、今年の花の遅れにキャンセルだ多く出たのか、それとも初めて参加したこちらの旅行社は他と差別化しているのかと、でもバスの席をある程度自由に動いてもいいなんていうもゆったりとした気分でいいもんですなぁ。でもこの月末も思ったほどは暖かくならなかったから五分咲き近くなっていたらオンノジぐらいのつもりで行きましょうや。

 バスは町田ICから東名に乗って中井PAで一回トイレタイムを撮っただけで沼津ICまで直行、降りてすぐのジャンボひものセンターでオプションの昼食弁当を積み込んで伊豆半島中央部を南下してまずは修善寺に。ここまでの道中では富士山は2回ほどチラッと真っ白に雪化粧した山頂が見えたけれど、午後の帰り道にはもっと晴れてくれるのをこちらも期待しての旅であったが。沼津から先は中途半端な有料道路も使ってパノラマパークのロープウェイ下を走り、狩野川あたりの景色や、この日は見られなかったがロッククライミングの名所となっている城山の山塊などを眺めながら進んだ先は山道に入って、最初の目的地に到着する。

                      狩野川と城山

 修善寺は虹の郷の隣にある梅林の見物で、バス駐車場からは蕎麦屋の前を通って階段を登り、さらに上り坂を登って行くというかなりの運動コースになっていて、途中には地元農家などの即売出店が少し並んでいるのは観光地名所ということでしょう。こちらも花が遅いそうでやっと五分咲きという状況だということで、見たところ紅梅の方が速い感じだがどこでも同じなんだろうか。園内(冒頭写真も梅林で下の案内地図の狭い方の状況)は20分ほどで回れるという周遊案内看板に従って一巡り、苑内は梅のほかには目立ったものは無い感じだが、4月になれば梅は終わった代わりにスミレなどの草花が咲くのだろうかなどと思いつつ散策する。

                      梅林案内地図

                      広い方の梅林の状況

                      白梅

                      紅梅

 途中には趣きある茶室という建物があって甘酒などどうぞということであったが、何でここにポツンと茶室だけがあるのかと移築したのかと訊いたら、修善寺では建物が国登録文化財となっている老舗旅館新井旅館のパンフレットとこの双皎山荘という茶室の説明チラシを貰った。それには新井旅館の婿で三代目館主となった人が今の旅館の礎を作ったそうで、この一万坪3000本の梅林も茶室もその人の手によるものだとか。その山荘は消失して今のは再建二代目の建物だそうだ。山荘の広縁には初代中村吉衛門の写真があって、三代目館主のもとで明治末期から昭和初期にかけて新井旅館は吉衛門をはじめとして高浜虚子、安田靫彦、横山大観、尾崎紅葉などなど滞在して一大サロンの様相を呈していたと説明書きがあった。これには女房が一度は新井旅館に泊まりましょうだって。さらにこの梅林の丘の上からは富士山が眺められるとあったが、この日は雲の中で残念でしたが、いやはやこれだけの梅林が個人の手になったものとは驚きました。

                      双皎山荘

                      晴れていれば富士山が見えるそうだ

 そのあとは観光バスが何台も停まっている浄蓮の滝などは素通りすれば暫くで閉鎖されたイノシシ村前も通り過ぎて、そういえばここは我々も以前から素通りするだけで見物したことが無いぐらいだから、恐らくはリピート客も付かなくてダメになっちゃったんだろうね。イノシシなんてどんなに訓練しても立派な芸なんぞ出来ないだろうし、そんな不器用なイノシシ達は結局は鍋にでもなっちゃったんだろうかなんて。

 ここからは森林が深くなって登り勾配がキツクなり斜面を切り開いたという道になり、そんな斜面にはワサビ田なども現れてくれば間もなくで天城越えとなって、と言っても今は峠自体は新トンネルでそんなに小説みたいな風情ある感じは全くないけれど、その先に下って行けば空中に浮かぶ河津七滝ループ橋となって、一気に下界に降りて河津市街に入って行くことになる。

                         車窓からワサビ田が

                      河津七滝ループ橋

 街道筋から分かれて市街地には左折して入って行く道を少しばかり進むと、ここで最初に発見されたという河津桜の原木が民家の庭にあって、その周辺には観光客が詰めかけていて写真を撮っている。車窓から眺めたらこの原木は五分咲き過ぎのきれいな咲き方を見せてくれていて、このくらい咲いていてくれたら桜見物したなという感じを味わえそうだと思えるのだが、随行員が祭り主催者に途中のTELで聞いた話ではメイン会場の川沿いは二分咲きぐらいなんだそうだ。


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