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その2となる5本はほとんどが三桁値段という安ワインがほとんど、やはり前回のその1のワインと比べると味わいの評価は落ちるのは当たり前か、この中にはコストコブランドが2本あるが、コストコブランドが増えてその分これまで買っていた安ワインが減ったような、その安旨ワインが減った分コストコブランドのコスパが良ければいいのだがちょっとねぇ気分です。
①KS ボルドー シューペリウール 2020
コストコブランドのフランスボルドーワインで998円、アルコール度が14%とあったので買ってみた、フランスの安ワインは硬い感じのものが多いが。これはタンニンをかなり感じるもののアルコールでカバーされてはいる、でも香りが少ないのと喉越しに僕にはイヤミの風味が少しあったのがマイナス印象、味わいは単調というよりやや複雑さがある、それが二日目にはやや増した感じに、でもあのイヤミ風味があるのでやや鄙びたというか雑味も感じられてしまうかも、三日目にはさらに濁り感が増した、瓶は重めなのに高級感はないですな、僕の好みからは外れていました。
②ン・パトリニャーノ アウレンテ・ロッソ 2019
カルディの2本10%引きの987円なので単品ならワンコインとなる、初めて飲んだ最初の印象はバランスがよくてなかなか、でも線は細めかなと、味の要素は揃っていると思うけれど、香りが少なく味も厚みや柔らかみに欠けるからで、二日目には練れて濃くなるかなと期待したが、濃くなったのは渋みだけでフルーティさは消えてしまって逆に味気なくなってしまった、一日目の方がいいと思うもののやはり力不足のワインではありました。
③サレント・ロッソ パッシート 2020
カルディでこれも2本で10%OFFの1168円、イタリア産の日陰干ブドウによる濃厚ワインでアルコール度14.5%もある、確かに濃い味で甘めも強い、でも僕にはクドイと感じてしまう、それで二日目に多くを残してみたらやや飲みやすくはなったが熟成風味や味の奥行きが無いので飲み飽きてくる、濃い味好きな僕でも過ぎたるはと、合わせて飲んだのがイムーリだったので比較が悪かったのかも。
④KS コート・ディ・デュ・ローヌ ヴィラージュ 2019
コストコブランドのワインでお値段はぎりぎり三桁の998円、フランス産ではローヌ地方のワインを飲むのは初めて、第一印象は香りは控えめだが味は濃い目と、でも樽香や熟成風味が無いので単調な、喉越し風味にやや雑味を感じるのが多少は気になるかな、でも普通に飲めるワインですがお値段はもう少し安くてもと、二日目は少しだけだが厚みというか練れてきて雑味も消えていたが大きく良化したともいえない程度、総合的に判断するに定番デイリーにするにはちょっとなぁと。
⑤サリチェ・サレンティーノ フォルテ・インカンテ 2019
スーパーいなげやで15%引きセールで1100円ぐらいだったか、これは僕の好きなトゥルッリと同じプーリア産の同一葡萄品種だったので買ってみた、味自体はやや甘めで濃いけれども柔らか味もあるというプーリアらしいところは僕の好きな味なのだが、香りからも少しあった果実由来からは外れるような僕の嫌いな藁っぽい鄙びたような風味が喉越しにはさらに強く感じられる、二日目も変わらずでこれが無ければ合格なのに良さが半減以下になってしまっている、ワインは味と香りが半々に寄与しているんだと再確認することとなりましたよ。
冒頭写真は僕が裁いて夕食にしたアジのタタキと甲イカの刺身です、こういう夕食でも僕は赤ワインに徹していますが、その合間に日本酒も少し。