ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旨いカツオが食べたくて浜名湖にある料理自慢の宿へ その1

2009-06-11 10:53:02 | 旅日記

 この時期なら我がふるさと浜名湖舞阪港であがった鮮度抜群のカツオが食べられるだろうと、予めカツオが食べたいと注文を付けて予約を入れた。休日高速道路1000円というのも利用して敢えて6月7日の日曜日の出発、観光地は多少は混雑するだろうけど一泊旅行としてならそんなには遠出じゃないからと。

 あんまり朝早く出ても途中の観光地は開いていないだろうからと朝食も済ましてゆっくりと8時の出発、青葉ICから高速に乗ってまずは掛川で今が花菖蒲が見頃の加茂荘に向う。入梅も近いからか高速はまずまず順調で11時少し前に加茂花菖蒲園に到着、さすがにこの日は日曜日とあって自家用車駐車場はものすごい台数が入っているものの、観光バスは数台だけ。ここにはもう3回ほど来てはいるのだが、この時期の花菖蒲やアジサイだけでなく由緒正しい桃山時代からの大庄屋屋敷なるものの見物も見逃せないのです。ここが掛川花鳥園とも姉妹施設ということは昨年12月そちらに立寄って知ったのだが、同じ雰囲気の造りの新規建物やフクロウとかミミズクにベコニアなどの室内展示などは各施設共通で、これは誰の発案なんだろうかね。

    

 でもここの花菖蒲は手入れが行き届いていてお見事、関東では潮来が有名でもう20年近く前にアヤメ見物に出掛けたことがあるのだが、面積は広いものの肝心の花の方はマバラな感じでそんなには感激しなかったのだが今はどうなっているだろうか。園内庭園は花菖蒲がメインだが外周部にはアジサイ、池にはハスの花と今が真っ盛り。建物内にはこれがベコニアというようなデッカイ花のリーガルベコニアをはじめとして温室に適した植物がどれも大きな株に成長しているから、こちらもよくまぁこんなにもと感心しちゃうね。園内は食事もできるようになっているからゆっくり過すこともできる。土産物売場はどこでも同じようなものだが花見物客目当ての菖蒲やアジサイほかの鉢植えも販売、ここで品種改良したというアジサイは珍しい花を咲かせているものが多い。

 観光客の皆さんが案外見落としているようなのがこの屋敷の見事さ、1773年築という主棟母屋内の見学は別料金になっているからから入る人がほとんどいないけれども中を垣間見ることは可能だ。見学自由の付属建物や昔の道具類などだってよく保存されているからジックリ見物しましょうや。屋敷内の池には黒鳥や鴨が泳ぐのも眺められ、ホッと一服の涼をとることもできる。フクロウ類はケージの中で数種類、鳥好きでこれらの見物をしたいなら掛川花鳥園の方が面白いはず。

 

  室内花園               母屋

 いつも先を急ぐ我々は1時間半ほどですぐ近く、次郎長一家の石松でお馴染みの森町にある観光施設アクティ森で食事をと移動する。ちょうど昼時で団体予約も入っているらしく名前を記入して待つ状態。暫く待ったのだが店内を見ればテーブル席はかなり空いているのに一向にお呼びがかからないのが不思議。我々の前で待つ客で諦めて帰る人もいるのにはもう我慢ならんと義憤で一喝しに行く。これだけ席が空いているなら客を外に放っぽとかないで座らせて水の一杯も飲ませて待たせてやれないのかと、そのためのセルフだろうにね。責任者らしきが平謝りにきて、すぐに待ち客全員が受付で注文をいれてから座ってヤレヤレと、するとあまり待たせることもなく順次スムースに食事が出てくるじゃありませんか、辛抱強く待っていた皆さん良かったね。注文が早めに沢山入れば作業の手順の工夫ができるはずですぞ。ここの運営は素人集団だからこういう躾はなされていないのでしょう、言うべきは言って客が教育することも肝要ですな。この食堂は開設時には浜松の有名シェフが招かれて地元食材のメニューを立ち上げたから、そちらの教育の有機食材を使った健康的な味が受け継がれているから人気があるのです。

 

                    日替ランチ1000円

 次はこれも車ならすぐの袋井にある遠州三山の一つ秋葉神社も併設する曹洞宗寺院可睡斎に向かい、お隣の可睡ゆりの園に初めて訪れる。駐車場は民間施設が争って呼込む様子は観光地の通例で1回500円、どこもかなり車が入っている、でもよく聞けば寺院の無料駐車場が少し離れた場所にあるらしいから次回はそちらにしよう。僕の父親は初詣にはいつも法多山尊永寺だったからこちらのお寺自身も初めて、昔は牡丹の名所だったと記憶するが、今は隣にできたユリ園が有名になっている。遠州で参詣者を集める有名寺社としては昨年には遠州一の宮小国神社にも参拝したからあとは油山寺だけが残った、こうなると機会をまたつくらないとね。

    可睡斎

 入場すれば園内は中央に大きな池があってかなり広い、はじめはユリの花が池越しや導入道脇に少し見えるだけと思ったのが、池を回って進んでいくと奥側には外輪山みたいな地形が現れてきて、その斜面にビッシリと咲いているではないか。でも僕の中のユリは山ユリやヒメサユリみたいな横向きに花をつける和風のもののイメージが強いのだが、ここの花は全て上向きに咲くものばかりで多少は違和感があるけどね。色も様々なのだが、いい香りを発散するのは大きな白い花で、これは山ユリに近い種類かな。ゾーンによって一色にしたり、数色をパッチワークにしたり、全くいくつかを点で混ぜたりと配置は工夫しているようだし、クレマチスを木々に配しているのも効果的ではある。ここも休憩所がいくつかあってユリの天ぷらなどここでしか食べられないと看板を出していた。まぁユリ根は美味しいけれど花の芽なんてどんな味がするのかな。昔幻の鳥ブッポーソウで有名な鳳来寺でもみじなどの天ぷらが名物というので食べてみたが、あんな物はなんとか食べられますというだけのものだったからなぁ。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 柱時計修理を兼ねて松本クラ... | トップ | 旨いカツオが食べたくて浜名... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旅日記」カテゴリの最新記事