齢の割には大酒飲みを自認するワタクシメ、それでも以前よりはちょっとばかりだけは控えめになったかなと思いつつ、今年もワインは1本を少しだけは残しつつ毎晩飲み続けていて、それも安ワインがほとんどで三桁までのいくつかの定番ワインを飲みつつ時に新銘柄もと、ここ1年ばかりにこれまで書いていなかったワインの独断と偏見の自己流評価を二回に分けてアップします。
〇カークランド・シグネチャー キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ 2014
コストコで1098円、1月の買物ではいつもの安ワインの銘柄が無くて、少しだけ購入したワインの中でこれを、キャンティというのはこれまで僕には地味な印象があってずっと敬遠気味だったが、リゼルヴァというのでちょっといいかなと。これはこれまでに飲んだキャンティとは違ってまともなワインで、樽熟成風味があって味のバランスがいい、でも僕の好みからはすこし外れるかな、同じ値段帯ならプーリア産の濃いめの果実味があるほうが好きです。二日目はまろやかになるかと思っていたら、只の普通のワインになり下がったような、何故だろう。
〇シラーズ 2017
ロピアで499円+税、シチリア産のワインでこの値段なのに実にまともな味わい、アルコール度14%と高いのが効いているのかも、果実味の酸味もあるのだが加えて甘さが感じられ、渋みもかなりいい感じでまとまって溶け込んでいるが、深みという点ではやや物足りないところも、ワンコインでこれ以上を願うのは無理でしょうからこれはお値段以上。
〇ヴィア・ディアゴナリス セレクト・レッド 2009
ネットの安ワイン道場で83点という高得点のブルガリアのワイン、記事を見たその日に店に行ってみたら今月のおすすめと貼紙が、さらに期間限定で1本なら1280円で2本買うと10%引きとなって1243円で早速にも購入。抜栓したらコルク面が真っ黒で最後には澱も、とにかく香り立って濃縮感もあるフランスワインの高級品みたい、飲んでみればまずはかなりの熟成風味がある厚みのある味わいで1000円台のワインとしては秀逸、グラスに注いで少し待った方が丸みもあるような、Al14.5%というのも甘味に寄与していると思う。しかし二日目はややボケた味に劣化したのと喉越しの風味にやや違和感が、空けたら飲み切ったほうがいいでしょう。
〇カークランド・シグネチャー コート・デュ・ローヌ 2017
コストコで858円、香りはかなりあってフランスらしいなと思って飲んだら酸味が強いワインですね、そのためスッキリ感はあるがコクと厚みに欠けるので僕の好みからは外れる。二日目は酸味がこなれて気にならなくなってやや良くなったような、でも値段からはコストコであれば不満が残る、カークランドブランドはこれまで飲んでみたものはどれもこんな感じになりますな。
〇ソヴェント 2017
メガドンキで478円+税、これはワインではあるがあまりにも素っ気ないという感じの味、強いて言えば硬くて果実味が感じられないという安ワインです。二日目はややワインらしくなったかなという程度、これより安くてもまともなワインがあるからそちらを選んだ方がいいですね。
〇ザ・チョコレート・チューブ プリミティーヴォ 2017
コストコで1380円、変なケース付きのワインだがプーリア産のプリミティーヴォとあったので1本だけ買ってみた。やはり以前に飲んだプリミティーヴォ同様に果実味溢れる濃厚な味わい、この品種はジンファンデルと同じということだがプーリアではどれもAl度が高くこれもAl14.5%が効いているようだ、2017年と熟成度はないもののこの濃さがカバーしている、しかしクドイぐらいという向きもあるかも。二日目はもっと甘味が強調された、これだともっと渋みも加わっていれば味に厚みが出ると思う、この甘さには飲み飽きるかも、一日で飲み切るのも大変ではあるが、後は変なカバーは止めてその分少しでも値下げすればいいのにね。
〇ソーミュールシャンピニー LE BLASON DE PARNEY2015
高島屋ネットショップで6本10000円の1本でドコモポイント期限切れギリギリということで購入、ルワールのワインで香りもかなりあってバランスがいい味わいのワイン、フランスらしいなと感じるがボルドー好きの僕にはやや固めで軽いかな、二日目はより味が濃い目になって好ましくなったような、でもやや地味なワインという印象はぬぐえないが、普通に美味しいというワインではありますね。
〇エラスリス ザ・ブレンド・コレクション レッド 2013
エラスリスはチリワインのトップという、貰い物でネットで調べると税込みで5000円程度か、この日はブルガリアのヴィア・ディアゴナリスと飲み合わせていて、明けてすぐは香りは優れているが味はヴィアよりもやや地味かなと感じたが、徐々に開いてきて言われるだけはあるなと、Al14%ということでチリの濃いめのワインは甘味も強くてクドサを感じる向きもあるかと思うが、このワインはそれがないというか、豊潤さの中にも引き締まったリンとした感じもして格の高さを示しているのかも。実はこれより上ランクのKAIというのも貰っていて楽しみですな。
〇ラボリー シラーズ 2014
トレッサのサンワで498円+税であったが定価は1500円を投げ売り価格とか、安ワイン道場でこの情報を見て、この値段で77点ならば期待できそうと急遽近くのサンワで見つけて購入。ニューワールド系の濃い味わいながらクドサはなくて厚みがあって旨味という印象、30℃近くの室温で置いたままで飲んだのでややキレがなかったから次は20℃ぐらいでと、これが二日目ということもあってややまろやかさも加わってワンコインとは思えない、スーパーでは保冷ケースで売られていたがこうしておかないとヘタル怖れがあるのかどうか、この値段で放出している理由なのかなと。