信州経由で以前はまだ安房峠越えが大変だった頃に毎年のように飛騨高山に出かけた。まだ若かったから子供連れでよく車で元気に遠出の旅行をしていた頃だったのだけれど、あの三町の街並は木曽以上に魅惑的に感じたのだった。
そんな飛騨への旅行中にお土産に選んだのがその地の三つの窯のコーヒーカップ4個、この当時は女房がメインで選んでいたのだが。
左は二つとも小糸焼で色違いがあるだけの繊細な器、右手前は素朴な山田焼のデミタス風、右奥が渋草焼で芳国舎製のカップは先進地に倣った絵付磁器。官窯として興されたのは渋草焼で、こちらにはもう一社陶器中心の窯元もあるのだが、そちらは持ち合わせていない。高山の古くからの焼物順は小糸、山田、渋草の順だというが、やはり渋草が一番シッカリとした出来だと思う。
焼物としては有名どころとは比べるわけにはいきません、高山の情緒におぼれて正常な感覚が麻痺したところでお土産で買ってしまったということでしょう。
(この記事は長野のカップの次にアップしよと準備していたんだけれど、他に書くことが続けてあってタイミングを逃がして急に今アップ、来たばかりの軽井沢の天気がマァマァなので布団干しなどで今朝は忙しい。)