ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

三日目(9月26日) 鳥取砂丘、浦富海岸、天橋立、そして伊丹から羽田へ

2009-10-02 10:46:02 | 旅日記

 三日目は大移動となるので7時40分の出発、朝5時には風呂に入り一服して6時過ぎに新聞を読もうとロビーに行けば、隣接の食事処ではもう朝食の準備が出来ているというので皆さんに先駆けてご馳走様と相成る。魚はカレイ一夜干しでこれが美味しい、ここでも焼海苔はあるものの納豆は出ないから関西はあまり食べないんだね。豆腐だけは昨日のほうが味が濃くて風味があったかな。

    

 早く食事が済んで出発前の余裕があるのがいい、ゆっくり新聞を読んでいたら迎えのバスが来て出発、三井別館泊まりの客を拾って一気に鳥取に向う。この日も晴れて大山が宿からは遠望できたのが、鳥取までの道中かなりの時間帯が大降りの雨となった。ちょうど進行方向の細長い空だけが暗く、離れた左右の空は日が注しているという変な雨に、この地方日本海側は晴れていても傘を忘れるなと言うそうだ。おかげで一刻だけだったが奇麗な虹(冒頭写真)も現れた。その雨もトイレタイム兼海産物直売所の鳥取賀露漁港に着けばもう晴れ上がって心配なしに、以前5月に来た時にここで大きな岩ガキを食べたのを思い出す。それで準備よろしく冷蔵保存バッグを持参してきたから干物ならまず大丈夫とカレイとハタハタの一夜干しを買い込む。他の皆さんは瓶詰物や乾燥物を買っていたようだけれど、最終観光地天橋立にも海産物売場があるそうだからそちらで生ものを買うのでしょうかね。

    

 ここからすぐに鳥取砂丘の土産物屋の駐車場に到着、案内人に従って砂丘に、ここで姫路城、出雲大社に続く3回目の記念写真にお付き合い。この砂丘は日本一というのに僕の故郷の中田島砂丘より小さい感じ、それに砂が非常に細かい。添乗員の説明では実際の砂丘は広いのだが松林や農地利用されていて観光砂丘はここだけに限られているそうだ。海に向って一旦降りてまた登る馬の背という丘陵まで歩くことに。このシーズンはそんなには砂は熱くなくて素足のほうが歩きやすくマッサージ効果もあるというので、お言葉に従って、確かに気持ちがいいね。でもかなりの急傾斜に息が切れてしまった。丘の上からの眺望は遠州中田島砂丘や九十九里浜みたいに長い平坦な海岸線に比べて左右に変化があって景観はこちらが上、この日は天気が良くて紺碧の海と砂丘の対比が美しく素晴しい。ラクダが観光に一役加っているようだが、写真を撮るだけでも料金を取られるから気をつけてと添乗員からの事前注意があった、ケチな根性だねぇ。土産物屋に戻ってこれも添乗員お奨めのナシソフトで一息ついてまたすぐ隣の浦富海岸に向う。

  馬の背に雲の影が

  馬の背から浦富海岸方面

 浦冨海岸の目玉は山陰松島遊覧船でこのオプションには全員参加。出航直前には船が大きく揺れることを覚悟してと脅かしておいて、ワクワク期待を持たせようという魂胆の船長のアナウンスに皆さん沸き返る。出航して往きは潮流に逆らうから確かにドンと船体を打ち付ける音を伴って大きく揺れる、でもこのくらいならややスリルを感じる程度である。船からは先ほどの鳥取砂丘も遠望でき、船長のご詠歌みたいな案内口上を聞きながら侵食で出来た小島を巡って40分ほどの遊覧を楽しむ。奇岩と広い海の対比、海の青さと白いスクリュー波、これに海鳥が飛んでくれば完璧なのに海鵜が2羽だけ留まっていただけであった。こういう場所にも釣人というのは目障りだけれど、いやいや存外に面白い遊覧でしたよ。

   

   中央かすかに鳥取砂丘

 

 さてここからは一気に京都府の天橋立まで鳥取、兵庫経由で一般道をひた走る。以前自分の車では海岸線を走ったがかなりクネクネせせこましい道だったような記憶が、それを嫌ったのかバスは内陸に回り道するコースを走り、途中コウノトリの豊岡では道の駅神鍋高原でトイレタイムを取っただけで出石経由で京都府入り、こちらの道も観光バスにはやや狭い道も通っての行程であった。天橋立は東側の展望台天橋立ビューランドへのロープウェイがオプションになっていて、過去にもう見たことがある我々だけが参加せずで天橋立の海岸散策とお土産屋めぐりに時間を取る。というのはこの付近は丹後縮緬の産地で吊るし雛を習っている女房がその端切れを探せるかということで。でも明るい色で細かい柄のものは入荷してもすぐ売れてしまうそうで、4店ほど置いてあるところを廻ったが良いものが無くて残念でした。まだお参りしていなかった智恩寺文殊堂に、本堂すぐ前には飼い猫らしきがお出迎え、祟りが怖いからいじめずに通り過ぎることにしてお賽銭をあげてから海産物を売る店にも廻ったが、ここには鮮魚は無くて干物だけを売っている店がチョットだけ、鳥取より高いから我々は試食しただけでオシマイ。参道にはTVでも紹介されていた温泉旅館対橋楼と千歳が並んであって、こんなお土産屋が並ぶ場所につつましく建つのにはビックリ、それとすぐ前の廻転橋が開いて船が通るのをタイミングよく見物できて面白かったね。それとオマケでは智恵の鍵を時計回りに一回りして文殊の智恵も授かっちゃったぞ。

   天橋立の松

   智恩寺文殊堂

 

 招き猫かも       廻旋橋を通過する船の向うに温泉旅館が

 あとは高速で伊丹空港に、宝塚手前は10km渋滞ということだったが余裕をもっての最終観光地出発だったので夕刻6時15分には出発カウンター前で自由解散に。晩飯を中華料理店でとって飛行機は7時半の定刻に出発、羽田には予定より早く8時半には到着してすぐに第一ターミナル8時50分発のリムジンバスで我家に10時前に無事帰還。なかなかに結構な旅行でした。

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