これは骨董屋から買って10年以上、一度巻けば10日弱は動くという優れものだった柱時計だが、音を鳴らすほうのゼンマイを巻こうとしたらバカになってしまい、巻上げが効かなくなってしまった。
この時計はSEIKOSYAのマークが入る八角形の古時計で、10年以上といっても家を長く空けたときには当然止まったままなので稼働率は50%程度、でも家に居るときはなるべく曜日を決めて巻いていて、問題なく動くし時報の鐘も大きく鳴っていたのだが、思えばこの切れたほうの左側のゼンマイはやや柔らかかった感じで右側ほどは巻上げに力を必要としなかった。
それまでもよく訪れていた信州松本にアンティーク時計の西村という店があることを知っていたので、TELで事情を話したら、やっぱりゼンマイ切れだと、これを直すのは一旦分解しないといけないそうで、それなら全部品を掃除もして15000~16000円ぐらいかかると言う。
はてその価値はあるかと訪ねたら、その時計はもう80年以上の時代もの、その頃のものはぎりぎりでも動けばいいという造りながらもうあまり見かけない希少品、部品を持っているところはほとんだ無いはず、うちならしっかり直せば10年は動くようにしますとのこと。
買った値段よりも直すほうが高い、今買うとなるといくらかな、はてどうしましょうかねぇ。
2009年5月の記事の入れ替え再掲です、この時計はその後動かすことのなく部屋飾りとして鎮座したまま、柱時計ならぬ壁掛け時計となっております、やはりゼンマイを巻くのも面倒な年寄りとなってしまったので、文中リンクの旅日記に記載の店ももうかなり無くなった所もあると思います