信州に来たら二日とあけずに温泉に浸かっています、長野県にはほぼどの市町村にも温泉があって、行く先々で利用することができるので、そのため僕は山荘での生活は自宅の風呂にはほとんど入らずじまいで暮らすことになります、酔っぱらってから入るのはよくないからねぇ、平幹二郎さんが浴槽で死んでいたというのも原因はそこにあったのではと。10月の滞在中も延べ12日間のうち8回は温泉に、温泉フリークとなっておりました。
東信地区で眺めのいい温泉といえばあぐりの湯、ここは晴れた日に利用して雄大な浅間山を眺めながらの露天風呂が一番、40℃ぐらいの設定なのでゆっくりと浸かっていられます。泉質はナトリウム-塩化物泉で加温している、源泉は元国民宿舎だった下にある布引温泉からポンプアップしていると聞いた。農業法人の運営なので農産物直売所もあって、どれもかなり安いと思います、時に山野草なども置いているので行けば必ずチェックする。
あぐりの湯
新しく小諸城三の門の模型が展示されていた
木陰のある駐車場があるので、犬を連れた夏場にはよく利用する穂の香乃湯には日差しが強かった日に今回も、ここも東信地区に共通のナトリウム-塩化物泉で少し加温している。特に露天風呂が広くて滝湯があるのがいい、頭から打たれて修行した気分になれる言ったら温泉では軟弱者といわれそうですかね。
穂の香乃湯
町が運営する複合施設の木もれ陽の里には、茅野から湯を運搬している温泉施設があり、生の温泉ではないが料金が300円という安さはまぁいいかと、本当はここで掘ったら温泉が出ると思うのにねぇ。泉質はアルカリ性単純泉との記載があるだけで分析書の掲示はないが、浴後は肌がスッキリサッパリとする湯だ。露天はなく内湯だけだが、小規模ながらサウナもある。
施設正面側からは浅間山が、温泉施設はこの一番奥の高くなった場所にある
もう20年以上も前に利用したが記憶からは消えていた施設が、今年の5月にリニューアルオープンしたというのを知って行ってみたのがアートヴィレッジ明神館、現在は東御市だが旧北御牧村でみまきの湯から西南の高台の上に登っていった場所にあって、ここからの浅間山方面の眺望が素晴らしいとこの滞在中に二回も利用してしまった。あぐりの湯とはまた違った田園を挟んでの風景は、秋の稲穂の黄色の絨毯との対比がまたいいですねぇ。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、サウナはないが露天風呂では湯の表面から上には何もないという造りが絶景を一番に考えてということが分かる、湯温も55℃という源泉をさまして適温にしてくれている。
この施設は宿泊がメインのようで、レストランの外部利用はランチだけでメニューは少ないが、しっかりした料理人が作っているようでお勧めできる。また版画のオークションなどと、アートと名乗るからか面白いことをやっていますねぇ。
駐車場から
浅間山は挟まれて頭だけが見えるというロケーション
オシャレな造りの入口
前庭からやや雲がある日に
二回目は晴れ渡って、露天からの眺めもほぼこれと同じ
内風呂から窓を通して
温泉分析書
版画の入札オークション
プリンスショッピングプラザで買物した日はかなり寒かったので、温泉に浸かってから帰ろうかと回ったのが星野温泉トンボの湯、この時期の平日は通常営業で、住民や別荘居住者はカードを貰っておけば500円で入浴できるから近くていいと。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で柔らかく感じる湯、温度設定もややぬるめなのが僕は好み。飲泉できるようになっていてクセはないが、やや塩分があるから血圧が高い人は少しにしないといけないかな。冒頭写真はショッピングプラザでバギーに乗るゴン太、トンボの湯に犬用の温泉があるといいのにと、まぁ本人はそんなことは言っていないようですが。
トンボの湯
小布施六斎市に行った時に少し足を延ばして利用したのが中野の高台にある間山温泉ぽんぽこの湯、 ここからの北信五山を臨む眺めがまた素晴らしい。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉でやや熱めの温度設定なので露天で半身浴がちょうどいい、この日は物味湯産手形で無料で温泉を堪能させてもらいましたよ。
ぽんぽこの湯
パンフレットから
北信五山はうっすりと
横浜に戻る日に入ったのが妙義温泉もみじの湯、旧バイパスで山を下りて松井田IC前を通り過ぎ妙義神社も過ぎて少し奥まった場所にある。泉質はナトリウム-塩化物冷鉱泉でかなり濃い成分量が書かれていたが、湯量は少ないから加水していると思う。リニューアルしてややこじんまりして洗い場が少なくなったが、全体はきれいになったのとここも関東平野を一望するような眺めがいい、それと70歳以上は300円というのもうれしいね。
もみじの湯
安中方面から関東平野までを、碓氷峠の眺めもこうだろうかと
今回は硫黄泉には縁がなくて塩化物泉がほとんどでした、硫酸塩を含むぽんぽこの湯で僅かの硫黄臭を感じたぐらい、これが九州や東北・北海道なら多種類の泉質があるのだが、信州ではそれだけはやや欠けるような、でも首都圏の黒湯だけというのよりは温泉の楽しみは勝りますよね。