夕食は客室とは別の個室に用意されて、見計りながら次々に料理が運ばれてきて内容もかなり充実していて、これは訳ありということではないはずで、やはり窓の眺めがということだったんですかね。冒頭写真は席に着いたとき既に準備してあった膳で、料理はこのあと順次出てくることとなった。
料理の中では最初にテーブルにあった珍味類が酒のお相手にちょうどいい、また途中に大女将が挨拶を兼ねて持ってきた蟹餡の茶碗蒸しは秀逸でこれが自慢料理なんでしょうな、それと最後のほうに出てきたはんぺんの揚げだしというのが面白い味になっていてこれは新しい発見だ。途中にうどんがあったのとハーブ鶏の鍋で腹は満たされてしまいご飯はパス、最後の味噌汁にはアマエビの頭からの風味が利いていて、それにデザートが杏仁豆腐というのも悪くはなかった。
珍味類
お造り ハーブ鶏のつみれ鍋
鯛粕漬け うどん
蟹餡のかかった茶碗蒸し
味噌汁 杏仁豆腐
日本酒では普通の酒はお燗と冷やの両方ともお銚子だそうで、冷酒では通常の300mlの瓶モノはなくて、地元蔵元の菊水の市販されている缶入りの生酒をそのままで皿の氷の上に置いたかたちで出てきたのには驚いた、これは改善の余地大ありですな。それ以外はなかなかに美味しい料理でコストパフォマンスは高い宿ですね。
夜には冷水が用意されているのもいいこと、それに非常用のランプが並べてあったのはこの部屋にはそれらを常備していないということで、この宿では一番古い頃からの部屋らしい、それも安かった理由かな。
冷水と非常灯がお盆に
早朝からは男女が入れ替わった風呂に、両者で大きな違いは高温サウナとミストサウナの違いなのだが、節電のためということで朝はサウナは使えなかった、もしかしてこれが訳ありだとしたら全宿泊客が訳ありプランということになっちゃうな。天気の良い朝風呂の露天というのは気持ちがいいですなぁ、泉質も気に入って1時間も長湯をしてしまった。
朝食も昨夜と同じ個室で、膳には越後の田舎朝食をどうぞというパンフレットが添えられていて、新潟県の七ヶ所の温泉地が同じテーマでそれぞれ工夫したメニューになっているということだ。少しずつでもこれだけ品数があると)ついつい)ご飯を食べてしまう、特に海草三種類というのがあったのが珍しいのと、これは宿の料理ではないがヤスダのむヨーグルトというのが濃厚で美味しかった。
越後の田舎料理の説明が
朝食もシッカリと食べて