ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

緑萌える南東北方面への旅はまんぷく旅行となって 月岡温泉 1/2

2012-07-05 15:22:49 | 旅日記

 新発田の南にある月岡温泉は初めて泊まる温泉地で、ここは石油掘削の歴史がある所だから瀬波温泉みたいにやや油臭い湯なのかなと想像して敬遠していたのだが、会社時代の後輩でリューマチ気味なのがここの湯が一番効果があるみたいという話をしていて、それじゃぁどんなものかと今回ネットで格安だったこともあって予約を入れたのです。それが来てみたら美人の湯として売っているんだね、確かにリューマチになんて強調して宣伝したら若いのは引けちゃうものねぇ。

 鄙びた温泉地というより新潟の奥座敷という意識があるみたいで、まだ新しいらしいが立派な足湯などもあって湯の町抒情を感じさせる。我々が泊まった和風旅館の高橋館のロビー奥には高松宮が宿泊されたときの写真があって、新興温泉地の中では老舗なんでしょう。冒頭写真はその正面玄関側のもので、和風旅館だぞと主張していますね。建物自体は古くて迷路みたいな配置は増築を繰り返してのものらしいが手入れは行き届いている。格安訳ありプランとなっていたが何故なのか、部屋は広いし問題なさそうだが、窓からは隣の建物の外壁が近くにあるからなのかなぁ、それとも食事が期待できないのかと、風呂は泊り客で違うわけはないものねぇ。

                     新しい足湯

                        足湯は中に数ヶ所もあって

                     高橋館ロビー

                     客室

 これだけ大きくなった温泉地だといろいろ街全体として観光客を呼び込む催しをするみたいで、ちょうど越後の酒呑湯子と名付けて新潟の全蔵元の94銘柄の地酒巡りをということで、旅館や飲食店、土産物屋などにそれぞれ3~4銘柄ずつ置いてあって、500円で利き酒盃で5杯が飲めるということだったが、まずそれらをハシゴしつつ飲んでから風呂にするか、湯に浸かってから飲み歩くか、それと立寄ったところで1杯だけでサヨウナラというのも気が引けるしで、女房は乗り気だったが僕は面倒くさくなって辞退します。新幹線の野沢駅にあるぽんしゅ館みたいに一ヶ所で飲めれば考えないこともないけど、それに湯呑ぐらいの1杯ならお得感はあるが小さな利き酒盃じゃ有難味も無いからねぇ。これは夕食でのことだが、新潟は銘酒が多いからと期待したらそんなには種類は置いてなくて、冷酒の三銘柄は高すぎて、もっと選択の幅を多くしてもらわないと、これだけがマイナス点であったが、そんなこともあってこの催しは何だったのかと思ってしまったが、銘酒は催しの方で飲めというのかな。

                     地酒めぐりの催しMAP

 風呂は油分を濾過除去しているとあったが、青みを帯びたものは多少は浮かんでいるが、石油臭さは昔入った瀬波温泉みたいには感じられない。何よりも湯に纏わりつくようなツルヌル感があって、これを美人の湯ということはよく分かる肌触りのいい湯だ。内湯の大浴槽は温泉じゃなくて、肌が弱い人はこちらにとあったが、そちらは泡風呂だけを少しだけ利用して、そのあとは源泉浴槽と露天に長湯する、特に露天はぬるめになっていたから僕にはちょうどよかった。泉質は友人の話通りでなかなかによろしいんじゃないですかね。


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