栗駒高原に行けなかったので急遽小野川温泉に泊まることになってしまって、前年通りのコースでの旅となって我々はもう何度も訪れていて、今回はあくせくせずにゆっくりと巡って宿には早めに入ることにしようかと、昨夜に昼は抜こうと話し合っていたからより時間が余り過ぎて、今回は無目的で時間つぶしの旅になりそうです、 そういう旅もたまにはいいかもねと。
米沢に来たらやはり立寄り場所の第一は上杉城史苑、ここには伝国の杜の文化ホールと博物館が出来る前から訪れていて今回も、一応は上杉神社のお参りしてから文化ホールと博物館にも、博物館のほうはちょうど展示替えで常設展だけだったからもう見ているからとパス。
上杉城史苑
天気が良くてこの伝国の杜から上杉神社の一帯は気持ちいい散歩コースとなってくれました、地図を見たら全体は松が岬公園というのですね、名前の松が岬神社があってそちらは鷹山公の廟所、上杉神社は謙信公と米沢藩初代上杉景勝が祀られているとあって、大河ドラマ天と地とで主役だった直江兼続の像はいつからここにと、これまで気が付きませんでしたが。
堀は餌を蒔く人がいるから鯉が集まる
上空をハトが舞う
上杉神社正面
直江兼続公は実大よりも大きいぞ
伝国の杜一帯パノラマ
上杉博物館
もうじきにハローウィンということで園児たちの仮装行列に出会って挨拶されてしまった、ハローウィンって年々盛んになって地方にも波及しているんだね。
伝国の杜の目の前、道路を渡ったところに帆布バックで有名な牛やがあって、本店は古い蔵を活用した小さな店舗だが、各地のデパートなどの山形物産展などではよく見かける店だ。ここでは男物がいいからと女房が僕にためにといろいろ買ってあげるとこれまでにもいくつか、今回はもう20年以上は使っているアクアスキュータムの財布がボロボロになっていて、こちらの財布はやや大き目ながら丈夫そうで、僕の最後の財布になるだろうからと奮発して買ってもらった。
牛や
造りがシッカリしています
2時間弱をブラブラしたあとは山形市街を目指して北上、秋の田園風景の中を走れば右手には蔵王が見えてくる、更に山形市に近くなって左手の遠くに見えたのは月山ですかね、この季節は紅葉だけじゃなく澄んだ空のもとに山が見えるのもいいですねぇ。
田園風景
南陽のブドウ畑
蔵王連峰が(冒頭写真も)
白い頂は月山か
柿の実が秋の風景
山形手前バイパスからも月山?が
バイパスから分かれて山形市街方面に、少し走ればいつも立寄る元気市場というスーパーが、昨年はラフランス解禁前で見られなかったが今回は25日過ぎで立派な箱入りのものがズラリと、でも一時に熟れてしまっては食べきれないから少ないパック物しか買えません。このスーパーには自社牧場の牛肉が売りらしいのに鮮魚なども豊富で、山形は内陸部でも海産物までもがいいものが並ぶ、ここが最終日ならいろいろ買込んで帰るんだけど。
元気市場
果物類
鮮魚と牛肉
カリン酒に サルナシはジャムに
山形市街では大沼デパートや商店街提携の駐車場ビルに車を停める、デパート専用の駐車場が老朽化でクローズになってしまっているので。ここでは山田ふうき豆を買うのが主目的で、この旅行から帰った翌日指定で送ってもらうようにと、この時期は賞味期限は4日ということだが、冷凍すれば問題なく食べられるから、クール宅急便コストを考えたら多めに注文してしまうのですよ。
山田ふうき豆
実に品よく優しい風味
大沼デパートでは特に目ぼしい催しなどは無くて、山形の地酒を買っただけでサヨウナラとなった。
大沼デパート
山形からまたも北上、R13は気持ちよく走れると皆さんバンバン飛ばしますねぇ、この道筋でも白く雪を頂く山が見えたがやはり月山ですかねぇ。この道筋では道の駅むらやまというのがあって、これまで何度もここを通っていたのに何故か立寄ったことが無くて、今回は時間の余裕があるからと初めて入ってみた。表から見たよりは広い施設で、別棟には農産物直売所も常設となっているんですね、本館内のレストランも広くてお得メニューが、ちょうど昼時であればここで一服するのもよさそうな。ちょうど面白い山形の漬物の試食販売をやっていて、これが結構美味しいと買込んでいくことに、天然キノコも買いたかったんだけどまだ帰り道じゃないからとこれは諦めた。
中央やや右に雪を頂く山が
道の駅むらやま
安いです
天然キノコ
漬物いろいろ
帰ってからのご飯に
道の駅駐車場から紅葉の山を
稲刈りが終った田んぼが広がるR13を暫く走って、新庄までは行かない手前で大石田方面に左折すれば最上川沿いを行くことになり、さらに走れば峠越えで舟形町から大蔵村に抜けていくことになる。その峠に差し掛かる手前には紀文のふる里なる看板がこれまでもあったが、今回は立派なものに変っていて、これは紀文食品創業者の出身地なのかも、それで何らかの寄付を続けているんでしょうかね。ここを過ぎて峠を登って行くところから見返る方向に絶景が、下方に広がる眺めが遠望できる素晴らしい場所となっている。
この先で右折して
最上川が
ここから最上川とは別れる
絶景が見られる場所から1
絶景が見られる場所から2(より高い場所から)
峠を越えればやや登ったり下ったりの田舎道となって、又も最上川に出会うことに、そのまま突き当たって出たところを左折すれば肘折温泉に向かうまた山道に入って行くことになる。登り切ったあたりからは葉山と月山の2峰が見えるそうだが、気が付いて見えたのは月山の方だろうと思います、この周辺は広い蕎麦畑が広がるのだがもう刈入れが終っている、紅葉はここからまた温泉街に下って行く道筋でもまだ綺麗で、よくぞ頑張っていてくれましたねぇと。そして温泉街直前にはループ橋が突然現れて、昨年来た時は形も無かったような何時の間にと。
舟形町を抜けて大蔵村へ
又も最上川に
肘折温泉手前で登り切ったあたりでの紅葉
月山の方だと思う
蕎麦畑
ループ橋
ループ橋を降りれば肘折温泉だ。
信州の山荘近くにあったアケビも2年前に山育ちの客人に教えてもらって初めて分かったぐらいで、その時は葉に隠れていた実を一つだけ手に取ってみたぐらいで。
肘折の宿では山奥のおそい初夏に若鮎塩焼きを食べたことがあってあれは旨かったが、鮎は肘折のような山奥には遡上してこないそうですね。
秋はやっぱり天然キノコですよねぇ、でも珍しいキノコには美味しいものはないような。
肘折温泉は宿の数が多いから繁忙期でも何処かには予約がとれそうな、でも元河原湯は秋には平日でも満室がほとんどみたいで、我々は2ヶ月以上前にはHPで予約していますが。