宿からはすぐの外輪山を昇れば展望駐車場があって、三日目となって今回の旅では一番の紅葉が見られました。これまでは次の宿は温海温泉など山形県内にもう一回泊まっていたのに、今回は新潟東部の奥阿賀までと会津にももう近いところまで一気に走り戻ることになっているが、高速は無料区間だけにして一般道を使うつもり、何回も走っている道中では立寄り場所は極力端折って、新潟側の初めての一般道での道筋では高速では出会えない何かが見つけられたら寄道して行こうかと、旅はもう一日あることもあって村上の岩船港鮮魚センターはパスすることになってしまうが。
展望駐車場はループ橋の上にあって絶景が(冒頭写真はパノラマで)
昨日は雨模様だったので景色は霞んでいたが、この日は明るい日差しに紅葉がキレイでしたよ、蕎麦畑も刈入した後の茎の赤色が広がっていて白い花のころとはまた違う風景が広がっていました。
蕎麦畑
大蔵村の中心部では昨夜に飲んだ花羽陽の蔵元に立寄る、ここは東北地方では一番古い蔵元で1593年の創業とか、こういうところが酒米の産地だっというのが不思議な感じがするが、東北ではこの時代までは棚田が主流だったのかな。
花羽陽、辛口の酒を購入
芭蕉乗船の地の本合海付近で国道47に合流すれば最上川沿いの道となって両側には色づいてきた場所もところどころに、風力発電基地が見えてくれば川から離れ、その先では鶴岡方面に道をとると白鳥がもう飛来してきていていくつかの群れが落ち穂をついばんでいた、10月だと山形ぐらいまで南下しているんですね。
本合海付近
最上川沿い
最上川下り
紅葉も所々に
両側が広がってきて
風力発電基地が
鶴岡方面に分かれると白鳥の群れが
鶴岡では以前に一回だけ見物したことがあるクラゲ展示で有名な加茂水族館に、立派に建て替えられたと聞いていたので。来てみれば予想以上にインパクトがある建物に生まれ変わっています、これが一度は廃館になりそうになり、破れかぶれでクラゲに特化してみたら人気となり、こんなに立派な水族館にまでなったんですねぇ、平日でも観光バスが次々にやってきていて賑わっています。ここは水族館だけでなく海越しに鳥海山を望み、釣り人も見えた目の前の岩場に白波が寄せる風景などと、立地場所のロケーションも素晴らしいんじゃないでしょうか。
広くなった駐車場の先の海越しに鳥海山が
鳥海山を拡大
昔の古い建物ではこれだけが残っていた
灯台も隣接
岩場側の風景
加茂水族館
クラゲをアピール
案内看板
館内図、青い部分がクラゲ展示ゾーン
展示スペースへの入口
最初のゾーンは魚類の展示となっている。
アオリイカ
オオカミウオ
タコが産卵中
魚類ゾーンを見終わったときにアシカショーが始まるというので。
メスのアシカから
オスのアシカに交代
最後のご挨拶
アシカショーのプールの続きには海獣ヤードが少しあっていくつかの水槽が。
まだ子供も
ショーが終わった後からはクラゲゾーンに、クラゲは絶えず飼育しているとか、ついつい写真を撮りたくなって以下にいくつも。
最後にクラゲの大水槽が
水族館から国道7に出ていく途中の大山地区には漬物の本町があったのでいくつか買っていくことに、温海カブと藤沢カブの酢漬けはまだできていなかったけど。
本長
日本海東北自動車道に向かう道筋ではもう白鳥は見られなかった、山は羽黒月山方面
鶴岡西ICからの無料区間を使って温海温泉ICまで、そのあとは国道7で新潟県に入り只々走って、村上手前の朝日まほろばIC手前では道の駅と農産物直売所に立寄る。ここの直売所にも天然キノコがあるのです、ほかにもいろいろと買い込んで、ここは朝市などよりも安いんですよ。
農産部直売所
魔除けの唐辛子 キノコは4ヶ所で買ったもの
道の駅
見たことがない形のかりんとうは道中で食べてもいいかと
この後はすぐに朝日まほろばICで日本海東北自動車道に入って無料区間の荒川胎内ICで降りて、また国道7で新発田まで来たらショートカットとなる県道に分岐して三川方面に向かう。これが田舎道といってもいいような何もない道筋で、道の駅など一ヶ所もなく立寄る場所などは皆無、車の通行量が少ないからでしょうかねぇ、それで逆に順調に走って阿賀野川沿い近くになったら突然にバイパスみたいな広い道に出て、僕の車の古いナビには出ていない道で面食らった。目的地には宿の場所を入れていたので津川駅を目指せばいいと、駅の表示看板があった道に曲がってからは数回も曲がっていく古い雪国らしい町並みとなって、少しばかりの距離を走り抜ければ 温泉宿の看板が見えてきた。お蔭で予定よりも早い4時には宿に到着できましたよ。