またも山荘でのお飾りについてですが、居間から奥の水周りに通じる開口部にはその上に大きな化粧梁があって、この建物の見栄えの一つとなっているのだが、そこに飾られているのがこの唐獅子、鋳型レリーフで阿吽の吽形のほうである、青銅製だろうから古く落ち着いた色合い、背中で泣いてる刺青みたいな色彩鮮やかなものではないのがここではむしろ好ましいのでは。
このレリーフは会津若松の七日町にある小さな公園広場で、毎月第一、三土日に開催されるという青空骨董市に旅行中に出くわせて、5店ほどが品物を並べる中で見付けたもの、古いお医者さんの家から出たものだそうだが、本当は二つあったのじゃないかと聞いたが、もう一つはあったかどうかも分からないという返事、まぁそれじゃぁ半端物だからと負けさせて手に入れた。
これはおそらく左側に飾られていたと思う、これが振り向いている右側に阿形の獅子があったのかなぁと、こういうのってどこでも阿吽の二つがセットになっているからね。
一つだけということで奥への入口の真上中心に板に取付けてもらって飾ったが、それで反対側の壁面には、歯を見せて逆立ちする阿形の沖縄シーサー染絵額を架けてみて阿吽ということに。
向かい合う沖縄シーサー額
2009年5月からの入れ替え再掲です、会津若松の青空骨董市はその後やめてしまったようだが、その周辺の七日町通りには骨董屋が増えていたようです