ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

東海近畿の焼物を巡る団体ツアーの記 2019,5,26(日)~28(火) 3/4 伊賀・信楽

2019-07-04 12:58:15 | 旅日記

二日目は犬山からは新名神を使ってのバス旅でお隣県の滋賀県方面に、といっても犬山からは愛知県内経由でかなりの長旅となっておりました、訪ねたのは近畿の焼物の里としては有名な伊賀と信楽、この二ヶ所は三重と滋賀と別々の県となっていますが町どうしは隣り合わせ、どちらも昔は琵琶湖の湖底だったということで陶土も同じなので姉妹の焼物と言ってもいいのだが、往復の時間がとられてしまうので訪ねた窯はそれぞれ一ヶ所ずつ、焼物としてはほぼ土鍋と狸に限られてしまったような、本当はもっと多様な焼物があったのにね。 

                  犬山城に見送られて

 中京圏の高速は新しい道路がいくつかできているようで、僕は不案内で新名神に入るまでも全く知らない道筋を、新名神も初めてです、途中は土山SAに一度だけ休憩タイムを取っただけですぐに高速を降りてまずは伊賀から。

                    土山SA

 伊賀といえばやはり土鍋で有名な丸柱というところでその代表格の長谷園ということになりましたね、かまどさんという土鍋は我家でも使っていて、こちらには今回で4回目の訪問になるかな。伊賀ではここだけで次にとなってしまったが、土鍋なら土楽窯もよく知られる窯、また伊賀焼全般を展示する伝統産業会館はそれほどの規模ではないものの各種見られるから立寄ってもらいところでしたがねぇ。これはこの日に宿に帰ってからのTV番組でしたが、偶然に土楽窯が放映されていました、やはりここの土鍋は有名ですから外国人が見習いに来たという内容で。長谷園での感想としては、いろいろな料理用にと、あの手この手で少しずつ品を変えて鍋を売らんとしていますなぁと。

                  長谷園裏手の高台から

                         古い大きな登り窯ですが今は使っていない、この前で伊賀焼きの説明があって、琵琶湖の湖底の土はいろいろな植物や微生物由来の腐食分が混じっていて、焼いた時に微細な穴を作るので火に強いとか、これは特に伊賀特有の土の性質だそうで

                   現役の登り窯

                    上に神棚が、焼き上がりは神頼みということか安全のためなのか

                   長谷園内の売場などの建物、右は休憩所で左の一番奥が販売所

                   この二棟が展示スペース、販売所はこの右手に

 長谷園での集合時間には既に昼時となって、昼は道の駅でという予定だったそうだが、急遽このツアー直前になって食事処もある信楽陶苑というところになったとか、伊賀から信楽は1時価もかからない、事前にバスでメニュー写真を見たらボリュームだけはありそうな、朝が食べ過ぎだったから食欲はわきませんで我々はパス、陶苑というから当然に信楽焼も物色できるからと二ヶ所あった販売所を回ってみたが、ここは例の狸の値付けが高いですねぇ、ほかの信楽焼の食器などもあまり感心しないものばかりで値段だけはそれなり、これはいけません、信楽は多くの窯があるものの分散していて短時間では回るのが無理というのは分かるけど、旅行社としては急遽変更したとしても選択はシッカリしてもらわないと、ここでの食事時間にプラスアルファをとったのは貴重な時間の無駄遣いでしたね、窯巡りが無理なら販売もしている展示館もあるのにねぇ。

                   信楽陶苑前の大狸、信楽では各所で見られます

                       しょうがないので待つ間はツバメの巣などを見たりしていて、これでは昼はコンビニで何か調達してくださいというほうがマシじゃなかったですかと

 次はまたすぐの場所にあった信楽陶芸村という窯、こちらも我々は初めてでしたが観光客受け入れの窯としてはもっと歴史がありそうな、実に大きな登り窯が残されていて、これを炊く時の煙公害でもう使えなくなったということで、中をカフェにしたというのが面白い趣向とこのツアーに採用されたんでしょうね。最初に当主から狸の焼物についての講釈があって、これはネットでも縁起物としてのいわれが書かれていますが話しぶりが愉快で観光慣れしていますね、一回り見物とカフェタイムをした後で販売所に、こちらは信楽陶苑よりも狸は安いのと信楽らしい焼物があって、実は今回はやや小ぶりの狸だけは買いたかったのでここで購入。

                   バス停から主人が案内して

                  信楽陶芸村入口、昔からの窯元で観光用に生き残りを図ったというのでしょうか

                    大型登り窯の最下部、この前でまず狸の講釈を

                   この登り窯の各室がカフェに

                          中はこんな風に

                        抹茶とケーキ

                    販売所

                          登り窯がある所は斜面なので昔からの焼物の里はどこも山裾にありますね、信楽でも古いところは表通りからは見えない場所にあるそうです、斜面を利用して狸などいろいろな焼物がお出迎え

 信楽陶芸村での買物が終了したらこの日の焼物巡りもオシマイ、またの道を戻ってい犬山に戻ることになったが、名古屋市内の高速は往きと違っているのに気が付いたが、そのバスの車中から山の上に天守閣が見えたので犬山城に戻ったかと思ったらどうも違うような、こちらは小牧城だそうですが遠目には似たような、川がないので別だと分かりましたが初めてだと勘違いしそうな城が近くにあるなんて、かたや国宝に対しては多少ではあるものの噴飯物にも感じられますな。

                 小牧城

                  犬山城まで戻ってきましたが、この日は当然に入場可能時間を過ぎておりました


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