昨年からこれまで数回は金継作業をしているが、漆にかぶれるようなことが無かったのに、この前の回から帰った二日後に両手がかゆくなって、見れば特に右腕の内側が赤く腫れてきて、血漿みたいな透明な液体も出てきていた、子供のころも漆の木に触ってもかぶれなかったからそういう体質かなと思っていたのに、その時の記憶をたどって原因を考えてみたが多少思い至ることが。
冒頭写真が右腕でその部分を拡大して撮ったのが次のものです、これは作業時から10日ほどの状態ですが何も処置はしていません、漆かぶれは軽減する薬はあっても直すことはできないらしい、2週間ほどもすれば治癒するとか、もうかゆみはあまりなくなったし、透明液体も出なくなってややかさぶた風になってきています、こんなことは初めての経験です。
腕全体も少し腫れていて
思うに作業台の前に座ってから多少待たされていたので、ビニルカバーされたその作業台に次ぎの写真のように手を乗せていたのがいけかったらしい、おそらくそこにはこれまでの作業の漆がついていたのでは、少しだけだったらこれまでも触れていたと思うけれど、今回は広くベッタリと触ってしまったらしい、それに腕の内側は皮膚も柔らかいこともあってのことだろうと。
その時は両手を作業台に乗せていたのだが、左腕の方は付着していた漆が少なかったらしい、右腕ほどひどくありませんがこちらも少し。
実際の作業はゴム手袋していることもあって手の部分は全くかぶれてはいない、今後は作業中だけでなくこういうことも注意しないといけませんな、できれば夏でも長袖のほうがいいですね。