軽井沢の山荘の小さな庭はまだ冬枯れ(冒頭写真のようにまだ大地は緑が少ない)が残った状態なのだが、そんな中にも春を待ちかねたかのように芽吹き、花を咲かせているものがあって、枯草の渋い色に対して目立つように緑の色が点在して赤や黄色や白の色彩を加えている。
今年4月にこちらに数時間だけ立寄ったときにも咲いていた福寿草は花も散ってもう大きく葉を広げていたが、ほかの株でこの時期に遅れて咲いた株もあって、この前の芽吹いてすぐの咲き方と様子が異なり、もう葉が伸びた先にやや小さめの花が咲くのはどこに違いがあるのかなと。福寿草でも種類によってなのか、この咲き方の違いをご存知の方がおられたらご教授を。
カタクリは昨年秋に裏磐梯で買ってきて、その10月末に軽井沢に最終に片付けに来た際に植えておいたものが、初めての年なのに咲いてくれた。今は3株だけ、これから増えてくれるといいな。
1株だけあるショウジョバカマは毎年咲くが増えてこない。それで調べてみたらこの葉っぱの先が土に着いてそこから新しい芽が出るということで、今年は人工的にその状態を作ってやろうかと。
普通のサクラソウは軽井沢の我家の周辺にもあって、それらも我が庭のものもまだ芽が出てきたばかりなのに、この1株だけは立派に咲いている。こちらの種類は玉咲サクラソウで、ほかのもより見栄えはする。一昨年に弘前の桜を見物しに行ったときに買ってきたもので、青森産だから長野のものよりも早い時期に咲くんだろうか。
ニリンソウもやっと咲きだした段階、これは二か所に分けて地植えしたはずなのに、こちらだけが大きく育っている。横浜にもあって毎年咲くから今後はずっと可憐な花を付けてくれるだろう。
これは周辺で見つけて庭に植え替えておいたエイザンスミレで、これもここで増えてちょうだいねと。周辺にはやっとスミレが咲きだしたところで、タチツボスミレというのが一番多いが、場所場所で違う種類が咲いていて、よく探せば10種類ぐらいあるんじゃないかな。
どれも枯草の中で早々と活動を始めた山野草ばかりだ。