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第一日目の買出しはこのくらいで切り上げることにして、本日の宿のある焼津に戻る途中では、まだ時間の余裕があるからと掛川城の見物でもして行こうかと、城自体には10年以上前に来たことがあっただけで久しぶり。来てみたら城の下の商店街が和風の造りに統一して建替えられていて、これらの大手門地区はちょっとばかり彦根城付近と似た感じに、でも観光客は彦根みたいにはあまり見られませんでしたが。冒頭写真は有料駐車場から出てきた場所からの大手門で隣は商店の木造建築、その上方の先に天守閣も見える。
大手門は市街地の中に、門の奥には番屋が現存
公営らしい有料駐車場からは城下町らしい造りで統一された商店街を100mほど通り抜けていくことになる。
城下町風に修景された商店街を通ってお城に
城の石垣まで歩いて来れば、天然の河川を利用した堀に架けられた橋があって、掛川城の天守閣とその手前の太鼓櫓が見上げられる。
手前は櫓
城内に入って行って本丸への四足門をくぐると料金所があって、天守閣と二の丸御殿の共通券となっていた。
本丸手前の四足門
案内看板
料金所の目の前には一気に登る階段の先にやや小振りながら形がいい天守閣が聳える、この天守閣は記録などをもとにして木造で再建されたということで話題となった、国内のこういう木造再建の天守閣はほかには白石城と大洲城があるという。
木造復元ということで話題となった掛川城天守閣
天守閣の最上階からの眺めは掛川市街地が一望できて、海からはそんなには内陸ではないものの周囲は低めの山や丘陵に囲まれていて、盆地風の地形になっているんですね。
天守閣からの眺め、残念ながら富士山は雲の中
下に見える二の丸御殿は重要文化財
天守閣の見物のあとには二の丸御殿の見物に、この日は模様替えで美術館は休館となっていた。二の丸御殿は幕末の再建だそうで江戸時代のこういう建物は数が少なくて重要文化財になっているとか、年明けには将棋王将戦第一局がここの二の丸茶室で開催されるということであった。
江戸末期の二の丸御殿
御書院上の間
天守閣を望む
掛川城全体模型
歴代藩主のリスト、山之内一豊はこの表で6代目
大名行列の様子が、右の馬上が大名
日本の貨幣の変遷なんて大判小判ぐらいしかほとんどが知らないからね、この説明パネルは興味をそそられる
有料駐車場に戻ってきたらその先のビジネスホテルに天然温泉があると、掛川北部には倉真温泉などがあるけど市内中心部でも出たからには観光の起爆剤になるかも
掛川城見物のあとは焼津まで一般道バイパスなどで直行、早速にも磯自慢酒造に出来立ての日本酒がないかと立寄ってみれば、本年年内分は既に売切れで酒粕ならまだあるという。
磯自慢酒造
もう酒粕だけの販売とか
それでは初亀などの別の銘柄も買いたいからといつもの仲野酒店に行ってみれば、なんと磯自慢がまだあるどころか今入荷したばかりだと、蔵元では出荷し終わったのがこちらに廻って来たわけですね、由比の正雪と合わせて買い求めて、これでこの前の秩父の酒とで1月までの日本酒は賄えますかね、とにかく日本酒は女房の方が好きなんですよ。
静岡の地酒が揃う仲野酒店
これらはどれも旨い酒