ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

八重の桜の会津と東北六魂祭見物の旅 3/6 蔵王温泉の湯と食事と 2013.5.31(金)~6.1(土)

2013-06-29 16:04:28 | 旅日記

 さて温泉はとまずはシャンプーが使えるという大浴場に行ってみたら、大きな内風呂とやや小さ目の露天がある、湯は無色透明でハテ?蔵王の湯はやや濁って硫黄臭がある強酸性泉のはずだが、この湯は刺激が強くなくて単純泉みたいな感じ。着替え場所で後で見たらミネラル温泉の表示があって、これは人工温泉なんですね。蔵王は玉川温泉に次ぎ、草津温泉と並ぶ強酸性の湯で、石鹸が利かないから洗うのはこちらでとなっていて、この前に泊まったルーセント・タカミヤでも真水の温泉があったから、源泉とは別に肌には優しい湯の浴槽を設けるのは蔵王共通となっているようですな。

                                  大浴場はミネラル温泉

 そのあとには源泉風呂という別の場所に新たに作ったらしい半露天の風呂のほうにもハシゴ、こちらは北側に眺望が開けた場所にあって、手前の緑の山並みの間に右から朝日岳、飯豊山、吾妻連峰と重なるように見えるという、これは蔵王温泉中心部の宿では見られない絶景(冒頭写真は客室から早朝に撮ったもので、朝日岳の主峰が右手の樹木の上にクッキリと)でしょう。この温泉はPH1.6と蔵王の源泉では一番酸性度が低いというが、目に入ると痛いからなるべく顔を洗わずにジッとして浸かることに、泉温は調整してはあるが僕にはやや熱め、途中で外気に当りつつの長湯を、この間は僕一人で皆さんはどうしているのかと、人工ミネラルの大浴場だけでとしたら勿体ないことですよ。

                       源泉半露天風呂

                       源泉風呂からの眺め

                  上の遠景部分を、右手白い三角形の峰は朝日岳主峰で風呂からも(これは風景ポジションで写したもの)

                 源泉の分析書の一部

 部屋には蔵王温泉のことが書かれたパンフレットがあって、山形県内の温泉の6種類の数量データ比較によるベスト5の表が掲載されていて、山形蔵王は全部でNO1とあった。

                                 山形県の温泉地データではどれも第一位

 さて夕食は我々以外の泊り客がかなりいてそちらは大広間で、我々団体ツアー客だけは1階のレストランとなっていて、老人が多いから椅子席のほうが楽でこれはよかった。料理の内容では格安だろうからボリュームはこの位が適当というぐらいであったが、味の方はかなり確かで特に酢物かと思って食べた小鉢が品の良い煮物というのには驚いた、山形名物の菊の花のもってのほかに山菜や高野豆腐などとこういうのは初めての味、サラダもエビやカニ肉が加わると豪華そうになるし、マグロも山かけというのが一工夫、山形牛らしいすき焼きもちょっぴりであったがいい肉で溶き卵はオレンジに近い地卵らしい、これに秋のものだが山形名物の芋鍋が途中で供されこれもこれまで食べたものでは一番品よく仕上がっていて、残ったスープは味噌汁代わりにしてこれも残った卵の掛け御飯を〆にしてご馳走様となった。もう一つ腹の足しにというのだろうが鶏肉入りの冷麦があったが、山形では鶏肉を利かせたあったかい蕎麦があるのだが、蕎麦だと伸びてしまうから冷麦にしたんだと思うが、できれば芋鍋同様に蕎麦にして時期を見計らって出して貰いたかった、でも安料金で大勢に供するにははそこまでできないでしょうかな。

                      夕食の膳

                   

                       エビと蟹肉入りサラダ           面白い煮物の小鉢            鶏肉入り冷麦

                 

                      マグロの山架かけ                  山形牛のすき焼         黄身の濃いすき焼用卵

                        

                            山形名物の牛肉タイプの芋煮              地酒は初孫

                         

                  軽く一杯のご飯には残った卵を掛けて、芋煮の残った汁と漬物で、グレープフルーツはお飾りですか?

 最近のこういうツアーの温泉宿では特に第一日目は我家を早出してくることもあってすぐ眠いと早寝してしまって、翌朝になるべく早起きして朝風呂をタップリ楽しむようにしている。今回も8時頃には寝てしまって、翌朝は5時前には明るくなってきたともう起き出して24時間入れる温泉に。まずは大浴場で寝汗を洗ってから、そのあとは源泉露天風呂で景色を楽しみながらユックリと、やはり露天風呂は夜よりも眺望が利く朝の方がよろしいですな。

 朝食は7時からで出発が8時というのはやや忙しいことではあるが、早目に食事処の前のロビーに行って準備できたらすぐに席にと、こういう人が多いから係りの人も急かされて時間前にはまず食べられることになる。朝食はバイキングではなくてお重に惣菜をまとめているのは宿の工夫、このほうが器の数が少ない分全体を少な目にできるし、準備や後の片付けの手間も省けるはずだね。和食の朝食はこの程度のおかずでも塩気が強いものが多いからご飯は二杯は食べられる、お重以外に付いていたのは蔵王の牧場の牛乳と黄身の濃い温泉玉子、味噌汁は当然に席に着いてから供されることに、あとは納豆は無くて焼海苔がというのはパック入りでの納豆は品が無いからということか。温泉玉子は宿の手間を省くためか、殻から出して出し汁を掛けてというところまではしていなくて、これは醤油を少し掛けて混ぜご飯にする手もあったかな。

                      朝食の膳

                              お重でというのは工夫しましたな

                御飯は二杯を

 この宿は格安ツアーで泊まったにしては全般的に我々夫婦好みで、蔵王あたりで泊まるなら個人的にも利用してもいい、そんなには大規模じゃないところで温泉、食事、設えとバランスがとれている宿だ。唯一エレベーターの調整だけはすぐにやっておきましょうね、動き始めと止まる時にドスーンというのは不安な感じにさせますぞ。


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