木曜日は銀座まで久しぶりに、というのも我家の本家筋など3軒だけには盆暮に届け物をしていて、この夏のお中元を選びに、この前は福井のアンテナショップで見繕ったが、今回は岩手県のアンテナショップのいわて銀河プラザで手頃なものを組合わせてみようかと、大震災からまだ2年ほどでささやかな応援も兼ねてというのは女房の提案である。
昼は銀座でもお手軽な店で開店直後を狙ってということで、我家を10時半に出ていわて銀河プラザに一番近い東銀座駅まで、地下鉄駅から地上に登ってきたらちょうど新装改築なって4月に開場したばかりの歌舞伎座が目の前に、バックに高層ビルを従えて前よりも大きくなったような、これは新しくてピッカピカだから目に強く飛び込んできちゃうからだろうけど。正面玄関前には人混みができていたり幕見席売場には行列も、周りにはカメラでパチリというご同輩も多くて、かなりの人気になっているようですな。
歌舞伎座正面入口
三原橋交差点からすぐの昭和通り側にインド料理のナイルレストランと洋食のレストラン早川という2店が並んであり、11時半直前にはもうナイルレストランには開店待ちの行列ができていて、あのテレビでもお馴染みの顔の主人が列の客に愛嬌を振りまいているじゃないですか。僕はどちらの店でも良かったから女房にドチラにするかと、我々は行列無しのほうの洋食のレストラン早川に開店と同時にはいることとなった。この店は座席数は最大限14席という小さな店、何よりも驚いたのは道路側の木製サッシのレトロなことで、実に年季の入った老舗だというのがよく分かりますな。
ランチの定食は950円というのが多くて、僕はチキンソテーを女房はハンバーグを注文、人形町の老舗洋食の小春軒みたいにコロッケやメンチ、エビフライなどの組合せを選んでもいいようにしてもらうと選択肢が広がるのにね。値段は銀座では破格だからボリュームは期待できません、でも年寄にはこの位で十分、女房のハンバーグも少しだけ味見したがそちらは引き締まった味付け、僕の方は香ばしく焼いた鶏肉にはやや甘目が合うからというぐらいの頃合いの味付けで結構美味しかった。付け合せのポテトサラダもいいね、こういうレトロな洋食屋が銀座に残っているというのが貴重じゃないですか。隣のナイルレストランには間もなくで席待ちの行列が店の前にできていて、こちらは凄い人気ですな、次回はこちらでも食べてみましょうかね。
赤テントがナイルレストラン、その手前にレストラン早川が
ハンバーグ
チキンソテー
また東銀座方面に少し戻って行く途中の交差点角に、ぐんまちゃん家という群馬県のアンテナショップがあるのを見つけて少しばかり立寄ってみた。ここはスペースがやや狭くて中途半端な品揃え、こういうアンテナショップは多いけれどこの程度の規模では良さが出しきれないのではと思う、このあとの岩手県や福井県さらに沖縄などのアンテナショップの規模を確保するべきではと。
ぐんまちゃん家
いわて銀河プラザはかなりの店舗スペースがあって品揃えも豊富、特に食材の種類が多くて冷凍物を含めて美味しそうなものがズラリと、その代わりに工芸品などは少なめなのは売行き状況でそうなっているんでしょう。お中元用のパンフレットもあったけれど、選べるのは単一の商店でまとめたもので面白くない、折角にいろいろ分野の品があるのだから、アレコレと毛色が違ったものを組み合わせるように工夫すればいいのにと思いますが。この日は期間限定の臨時販売でという地元からの直売コーナーがあって、岩手町の岩手短角牛生ハムと宮古の南部鼻曲がり鮭の冷燻は試食してみて抜群の味だあと、この直売があったのは幸いでした、これらは組合せに是非とも入れましょうということに。また我家用にもお買上げ、高血圧持ちにはちょっと塩気が強いけれど、ワインや日本酒に合わせてチビリチビリと食べれば大丈夫でしょう、こういうのはほんのオツマミにというものだろうからね。それとNHK朝の連続ドラマのあまちゃん人気にあやかった品物もいくつか、まめふ汁などは品切れで入荷未定という、わかめパックもあまちゃんマークと少し悪乗り気味ではと。テレビの影響もあってか平日でも賑わっていて、会計も混雑とは嬉しい悲鳴ですかな。最後に女房は小岩井牧場のソフトクリームを食べて、ミルクの味が濃くて美味しいとニコニコ顔、信州の長門牧場に負けない美味しさと太鼓判を押していましたよ。
いわて銀河プラザ
まめぶ汁は品切れ入荷未定
袋左上乃丸の中にあまちゃんと
臨時の鮭冷燻売場
短角牛生ハムと鮭冷燻
この日はデイケアの超老人の帰りを迎えなければいけなくて、最後は銀座一丁目方面まで歩いて吉祥寺の支店の肉のさとうでメンチとコロッケを晩飯用に買っただけで家路に、この程度の散策だと一日分トータルは10000歩少し手前ぐらいでしたな。
肉のサトウの銀座店