ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

NHKで紹介していた益子市に急に行けることになって

2011-10-03 15:37:07 | 旅日記

 土曜日夕方に老義母の世話にやってきたヘルパーさんが、日曜は昼に変更して欲しいというのでそれなら多少時間を延長してもらい、NHKが朝のニュースで紹介していた益子の催し(冒頭写真は案内パンフレット)に夫婦で急遽出掛けることにした。益子へは北関東自動車道を使えばその市を見物のあと宇都宮に廻っても、夕方前には帰ることができる楽チンな日帰り旅ができるようになった。

 朝は7時頃に出発、日曜日の朝は首都高はスイスイで、常磐道経由で北関東自動車道の桜川筑西ICで降りて益子にと。ところが車を買い替えたばかりで、ナビは今度はポータブルにしてネットで購入したのが今回は間に合わなくて、ICを出て方向を間違えてロスしちゃって、それでも9時半ぐらいには会場近くの駐車場にたどり着く、楽になったものだねぇ。

 会場は益子参考館前で、駐車場はつかもと陶器苑周辺の空き地が無料で使えるようになっていたが、我々が出る頃は満車状態であったから、おそらくTV放映の効果でしょうな。テント店は3ブロックに分かれていて、作家エリアA、作家エリアB、フードエリアとなっていて、ほかには参考館の門の脇にチャリティーコーナーが。11月には秋の陶器市があるはずだが、今回は規模が小さいから1時間ちょっとで見て回れたが、結構個性がある作品が多かった感じで内容はあった。陶器だけでなくいろいろな手作り作家のテントやいくつかの体験コーナーもあって、子供や若い人の人気となっていたようだし。TVにも出演していた浜田友緒のテントは無かったようだが、一緒に出ていた加守田章二の息子の太郎さんは数は少ないものの販売していて、父親譲りの釉薬の小さい花瓶などがあった。僕が持っている加守田窯と箱書きがあるぐい呑のことを訊いたら、それは15年以上も前に母親がロクロ挽きしたものに自分が絵付けしたものなんだそうで、これを聞く目的もあったんだけどようやく謎が解けましたよ。

                      会場のテント群が

                      作家エリアB

                      奥が加守田太郎コーナー

                           テーブルの布の上はオシッコ犬だそうだ

                      バッグや木工の店も

                            スリップウェア柄体験

                      どこかの太鼓も

                      フードエリア

 益子参考館は門の棟瓦が応急処置のまま、奥の大谷石の蔵も割れ目が大きくて、この辺りの窯も壊れたと聞いたがあの大震災は栃木県まではかなりの被害があったということが分かる。東北3県だけじゃなく、茨城から栃木も頑張ってという状態がまだ続いているようだ。小さいながら新たに築造された窯と煙突も奥の方に見えた。

                      益子参考館

                      新らしい窯と煙突

 そんな中で女房が買ったのは面白いワニをデフォルメした箸置、確かにこれは笑えちゃいますなぁ、ちょっとした置物にしてもいいんじゃないですか。ほかには結婚する長男と相手用にと同じ作家の派手な湯呑を、これって普通は大小のペアなんだけどデザインは同じで絵柄が違うものにしたから赤い女性用がやや大きい。女房曰く、今時は同格以上で女のほうが強くていいのよだということだそうだ。ほかには益子は今やパン屋の町だそうで、フードエリアで翌日の朝のパンだけ買って城内坂の陶器屋が並ぶ場所に廻る。

                          箸置

                        湯呑

                       城内坂通り

 益子に来た時に必ず立寄るのが陶庫という陶器屋さん、それと隣にある日下田藍染工房の二ヶ所。陶庫さんの駐車場に停めさせてもらって、今回は陶器はもう買っちゃったからこちらは見るだけに、でもここに並ぶものはセレクトされているから目を通しておかない手はないものね。この店も大谷石の蔵を店舗に改装している棟があるのだが、見たところ被害は無い様子だけどもう修復したんでしょうかね。

                        陶庫

 隣の藍染工房は藍甕場の甕の数が多くて、今は全部は使っていないと思う。ここの先代の作品の鯉の図柄の暖簾を持っているが、店にも麻に染めた見事なものが奥に展示してあれけれど現在は作っていないらしい。今は面白みにやや欠けるかなという感じの柄が多いのが残念だね。女房はアイヌ刺繍用にと生地を少しだけ買っていた。

                        日下田藍染工房

                        甕場

                        奥に干し場が

                                これは我家にあるもの

 さて昼は宇都宮に出て幸楽の水餃子ということで道路標識を頼りに走ったのだが、肝心の場所に無いものだからやや大回りになってしまって、それでも何とか宝木町にある店にたどり着いたら日曜と月曜が定休なんだって。これはぬかりましたなぁ、それでは中心部に戻って来らっせ内にある支店に行こうとしたら、女房にナビ無しだといつ着くか分からないからもう止めて早目に戻ろうだと。ハイそうしましょうと午後1時過ぎに帰り道に向かえば、東北道から首都高まで3時前だとまだ渋滞は無いんですねぇ、ヘルパーさんが帰った直後に戻って来れて、これから益子や真壁あたりは日帰り往復も余裕でできますね。

 

 益子では11月3~7日が秋の陶器市、11月19・20日が新そば祭りだそうだ。往きの茨城から益子までの道筋は蕎麦の白い花が絨毯のように広がる畑が各所にあって、この地域も蕎麦が盛んのようですな。

                        白いところが蕎麦畑


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