今回の宿の予約は二ヶ月ほど前にしたのだが、麒麟山温泉ではこれまで古澤屋に泊まっていて宿のサイトから予約しようとしたら、特別室の予約はできるのに一般室の予約がまだできない設定となっていて、それではともう一軒の宿の福泉のほうを見たら予約できたのでこちらに初めて泊ることに。麒麟山温泉は二軒だけで川に面して並んでいるので同じような景色が眺められるはず、宿のうたい文句も絵描きの宿とあって阿賀野川の風景が絵になるということでしょうね、宿については浮気はしないほうなのだがこの際比べてみるのもいいかなと。
駐車場は雪椿発見の地の碑がある前の場所、雪椿の宿を名乗るのは古澤屋の方だがこちらは絵描きの宿と、道路を挟んだ宿の造りはしっとり和風な古澤屋に比べて新設増築らしい玄関建物が今様であったが、その奥は和風でした。客室からの眺めは古澤屋と同じ、やや上流側の見通しが効いていて、こちらのほうが飯豊連峰をよく眺められるのかな、あいにくとこの日は雲が多くて。
玄関の建物は増築でしょうか
客室に続く廊下には絵の額が、油絵でこういう絵に合うように玄関廻りをしたのかも
二間続きの客室は純和風です
客室からの眺め
阿賀野川の上流方面には飯豊連峰、上流には鵜の巣があるらしい小島があるのだが、こちらからは遠くなって豆粒の鳥が見える程度、古澤屋は上流側のすぐ隣となります
正面
下流方面
温泉は同じ源泉からの供給のようです、ただここの難は内風呂と露天風呂が別になっていて一端着替えてからでないとハシゴできないこと、そして露天に浸かっての視線が前の植え込みで遮られるのもまずいですね、風呂の評価は古澤屋に、あちらは新しく作り変えていると思います。
温泉分析書、中性のナトリウムー塩化物・硫酸塩泉
夕食は同じように部屋出しです、その品数や量がこちらは多めで若い人向きかと、我々はとても食べきれません、スタイルは同じでも豪華を意識しているような、健啖の人には喜ばれるでしょうか、味のほうはなかなかでしたが。
夕食膳
食前酒と冷酒にビール
前菜
小鉢
造里
煮物
豆乳しゃぶしゃぶ
筍グラタン
ヤマメの塩焼はそのまま残してしまった
天ぷら
味噌汁と水菓子、ご飯はパスして
腹が多少こなれたところでもう一回湯に浸かって就寝となりました、寝ちゃえば違いは分かりませんよね。
向こう岸をライトアップしているような
翌朝はやや曇り空というか朝霧というのか、こういう大河の早朝の景色はこういうものかなと思いますが、これはこれで墨絵の世界みたいでいい感じ、チェックアウト時には青空が出てきていました。
早朝の景色
朝食も部屋で、これってその前に布団をあげに来られるのも面倒な感じもしますよね、朝でも並べられた品数も異様に多い、でも僕は朝は全部食べ切りましたがこれだと昼は軽くしようと、女房と相談してちょうど工人まつりだから軽い弁当でも買っていくかと。
朝食膳
朝食は早めの時間にしてもらって、9時には宿を出発、こちらでは到着と出発時の両方で宿の若い人が荷物持ちで迎え送りをするように躾けられているようですね。
駐車場の奥に雪椿発見の地の碑が