7日正月が過ぎたばかりの8日は初薬師とか、新聞のコラム記事で知ったのだが、1月には初ナントカという行事がいくつもあるようで、10日は有名な西宮神社の初えびすの福男のことがTVで紹介されていましたね。我家の寺は川崎にあるのだが、臨済宗では珍しいと思われるご本尊は薬師如来、小さなお寺だから初薬師なる行事は聞いたことは無くて、首都圏で有名な薬師では駅名にもあるのが新井薬師、ここでは毎月第一日曜日には骨董市も開かれているのは知っていたが、そのくらいの境内を持つ寺なら初薬師参りにもふさわしいかと、骨董市の下調べにもいいかと初めて出かけてみた。
こちら方面に出歩くのは全く初めて、寺のHPで調べたら中央線中野駅からはバス、西武新宿線の新井薬師駅からなら徒歩5分というので、迷わないようにと西武新宿線でと、この日は出て来るのが遅かったので新宿まで来たらもう昼時、向こうに行っても食べるところも分からないと新宿でいったん降りて駅近くの中村屋に。
新宿中村屋は現役のころは何回か、でもそのあとは東口側には来たことが無くて10年以上ぶりとなります、ということは新しいビルになってからは初めて。以前は安いカレービュッヘがあって狭いスペースで食べた記憶があるが、今はビュッヘはないらしく、気軽に食べられるのが地下2Fのカフェレストラン、広くゆったりしたスペースにはなっていますがその分お値段もそれなりに、インド料理というと安い店がほとんどなのにねぇ。
B1Fから階段を下りて
B2Fに
2人とも中村屋なら印度カレーだろうということで改めて食べてみて、辛さというよりもスパイスが凄いですね、インド人による安いカレーよりもスパイシーさでは勝るような、とにかく僕の頭から噴き出す汗が半端じゃない、これで決して辛く過ぎるというのではないんですよ。量もあるしでまぁ納得です、店の前には椅子が並べられていて、席待ちもあるんでしょうな。
印度カレーは骨付き鶏肉でフォークも使った方がいい、食べた骨を入れる小皿もついてきます、薬味で辛さと酸味が増す感じ
新井薬師駅は新宿からすぐ、駅には目的地への道順の地図があって、結構参拝客があるんでしょうな、徒歩5分とあったがもう少し遠かったような、古い商店街を抜けて住宅街の道を進んで行けばめぼしいものはありませんね。あとで調べたら中野駅にもバスを使わなくても歩けそうと、帰りはそちらに向かうことに。
新井薬師は真言宗の梅照院というお寺、境内はソコソコの広さがあって、縁日風にいくつかの露店が並ぶがささやかなもの、聞けば二日後の日曜日に骨董市が開かれるよし、1月だけは第二日曜に開催とか。お参りしたあと御朱印をもらいに、そこにだるまみくじなるものがあったので購入、これはおみくじ目当てじゃなくて、家にある八個ダルマ飾りに欠損があってその補充のためです。(ところがその後に同じものがもっと安い神社があってビックリ、この8色のダルマはかなり出回っているんですね)
新井薬師正面入口
本堂と露店など
8色のだるま、それぞれ願い事が異なるそうで、ここでは500円
帰り道は道順を聞いてから中野駅に、その途中の新井薬師参道通りで香ばしい嗅いがする焼鳥屋を見かけて、今晩用にと少しだけ買ってみた。
参道通りの焼鳥屋
大きな通りに出て来たらブロードウェイなる看板が目に飛び込む、これが有名なオタクの聖地というビルかと、初めて入ってみたらここを通り抜けたら中野駅に行きつけるんですね。とにかく店の数が多いし地下や2Fもあって複雑ゴチャゴチャしたビル、初めてではどこに何があるか全くわかりませんとただ通り抜けただけ。その先も中野サンモールという商店街が続いていて、ここは山手ながら下町の雰囲気です。
ブロードウェイとサンモールの境付近
駅前まで来てみたら今通ってきた道と並行する露地風の道があって、こちらは飲食店がビッシリと並ぶ、どこも安そうです、今度骨董市に来たらここでいい店を見つけましょうか。
裏露地
駅前には見慣れた中野サンプラザが現れた、これは電車からだけではあるがよく見ている、傾斜屋根が特徴でホールがあるんでしたっけ、まぁ利用することはないでしょうけど、商店街飲食街との対比が面白いですねぇ。冒頭写真は駅のホームからの駅前の風景とサンプラザです。
中野サンプラザ
夕食での日本酒は秩父で買ってきたにごり生酒を、これは瓶の中でまだ発酵中でアルコール度14%、未発酵の糖分があるからかやや甘めで柔らかな味わい、女房の好みですが女性向きなのは確かです。焼鳥は美味しかったですよ、もっと買ってくればよかったと、今度行くことがあったらいろいろな種類を買ってきましょう。
この焼鳥は美味しいです、スーパーなでとは違って香ばしくて肉もシッカリ、日向鶏の方が肉厚だが普通のものも結構イケル
栓にはガス抜きの穴が
とここまで書いてあったが、昨日の昼にNHKのひるブラで西新井大師からの中継をやっていて、大師だからこちらも真言宗の寺で、境内は初詣時期を過ぎていてもまだ参拝客で溢れ、参道には店も多くてもっと賑やかなな風景が流されていた。調べたらここにも薬師如来が祀られていて8日がその縁日とあった、我家からは遠くなるけどこちらに来ればよかったかな。同じ新井で紛らわしいですけどね。