ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

若尾和呂作の素描

2023-09-28 10:00:00 | 工芸絵画骨董

 これも富岡八幡宮骨董市で買ったもの、あまりに流れるようにサラッと描かれているのに線が活きていて、バックに加えられた一色だけで奥行きを出して立派な絵になっていると気に入ってすぐ言い値で購入してしまった。

 額が傷んでいたのでいつもこういうものを買ったときに頼む吉田町の額屋に持ち込んだら、自分達の画材など買いに来ていたオバサン連中にいい絵ですねぇと誉められた、でもこれは僕の描いたものじゃなくて買ったんですと、この店は素人絵描さんたち御用達なのです。

 この周辺は野毛に近いのに画廊もいくつかあって雰囲気がいい、飲食店もかなり面白いからと時々立寄るうちに、絵に造詣あるらしい親父さんが経営するこの額屋さんとも懇意となった、いつも変なものを持込むから顔を覚えられちゃって、つい話がはずんで。

 あとで作者のことを調べたら女性を描いて有名な画家だそうですね、特に東郷青児の美人画みたいな雰囲気の少女像は幸福を呼ぶタリズマニックアートということで人気があったそうです、でもこの絵はパステルかなにかでサッと書き上げたもので、全く異なるから幸福を呼べないかなぁ。

 

2009年7月の記事の再掲です、吉田町の額屋さんは今も代替わりで営業しているようです


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