くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

回想

2010年06月13日 | Weblog
■不吉な夢を見た。妹の安否を確かめに昔の家に行って妖怪のような男と遭遇し「お前は誰だ」と叫んで目が覚めた。体が浮遊して声が裏返ってしまうような異様な感覚が一挙に現実に戻った。ぼんやり考え事をしてふと時間をみると夜中の2時。ふらっと横になって、もう7,8時間眠ってしまったことになる。

TさんやSさんからの電話が入っていた。サルサの練習日になっていたからどうして出てこないのかという問い合わせだろう。しまった。D1の練習しておかないと、、、。今度、初めてステージに立つのだ!あと1月の間にあのサルサのフリを覚えて、、、。

普段夢など見ないのにどうしてこんな夢を!、、と、思って、そうかそんなに疲れていたのかと思い当った。フロイドの夢判断など読み漁っていた時の気分がよみがえってきて自分の深層心理を解明するいいチャンスだ。パソコンの再起動のように体調不調のときにバランスを取り戻そうとする生体反応だ。肉体疲労と同時に精神疲労も解消しようとしている。

帰国後たしかに疲れているし、よく眠れてなかった。不注意なミスも多かったし集中力を欠いていた。しかし、あの夢の恐怖感は何だろう。

昨日のワーワー会のあと多田君とアリスに行って1人になったときマスターが「あの話は自分でつけるから」と言った。彼の相続争いに関与した僕がとばっちりを受けて勘違いした相続人から懲戒請求された事件のことだ。

もう僕の処分も終わったのだが相続問題ははおかげで中断している。たまりかねた他の相続人から例の勘違い相続人を説得するから手続を進めろという話があって彼が自分で説得すると言うのだ。彼が責任を感じているのはわかるが頑迷固陋な相手はいわば病人でたとえ自分の勘違いだとわかってもまともに話ができる状態じゃあないことはよくわかっているはずだが、、、。

あの時、あの不運な勘違いの連鎖を止めることができる距離にいたのはE弁護士だけだったのだが予告なく僕を敵に回したのは彼が僕を一時的にも本物の「事件屋」だと信じたからに違いない。なぜかといえばこの僕があの今はなき福井弁護士会「熊谷謄写館」の息子だったからだろう。そのことが僕には致命的だった。勘違いが解消しても弁護士が「あなたは相続人じゃあないよ」といえば行政書士がいくら「相続人だよ」と言っても信じる素人はいない。弁護士が間違いを本人に説明したかのかどうか知らないが本人にしてみれば僕のことをよほど危険な男と勘違いしても無理はない。

懲戒委員会で僕を尋問したあの敦賀の税理士が反省の弁がないとかとんちんかんな感想を言っていたが敦賀の行政書士の中で僕の評判が悪いのはそのせいかな?そのときはなんてこの先生たちはカンが悪いんだろうとあきれて充分説明する気力も失せてしまい、僕もこの先生たちと同じだと一般人に思われているんだと思うと憂鬱になったことを思い出した。

形の上では行政書士が税申告をしたということで税理士法違反となったがこの点については事件の当時からT税理士と相談し税務署と相当協議して進めたことで、たまたま税理士資格のある弁護士に足をすくわれる形になってしまったが、僕が知らずに起こした問題ではないので反省とかいう話ではない。先日同窓会でT君と久しぶりに会うと「えらい不運やったなぁ」

終わった事件で僕なりの解決努力はしたから結果が他人にどう思われようと気にするつもりはないのだが、福井弁護士会のために全てをささげたような親父が会員弁護士から息子の「非弁」を疑われたと知ればどんなに、、と思うと悲しくなる。弁護士に対する信頼が誇りのような親父だったから訳も聞かずに「なんてことしてくれたんだ!」と怒鳴られそうだ。

最近、物忘れやミスとともに歯車があわないようなことが増えてきたというのは歳のせいだという人がいる。確かにそうかもしれない。そのぶんよく考えて行動しないと、、、。

夢に出てきた不気味な妖怪は僕自信なのかもしれない。そして、僕はあの頑迷固陋な勘違い老人で「お前は一体誰だ」と叫ぶのだ。そういえばあの時、初めて電話した時そう言われた。その後、会っても話してもくれず、結局顔をあわせることもなく最後まで、、、。

妙な話だ。
コメント
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