くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

上海での最後の日

2010年06月02日 | Weblog

本当は1日杭州に行って西湖など見てみたかったのだがもうそんな元気はない。ゆっくり休み、お土産のドライフルーツなど探してみよう。足腰がくがくに疲れていたのでちょっと眠って午後は近くのスーパーに行ってみた。本当はこれが一番の楽しみ。スーパーでは普通の市民の生活レベルがわかるし、土産物屋さんにはない買い物ができるからだ。

2年前の店構えと外観は同じだが内部の様相は相当に変わっていた。一階の名店街的なフロアはしゃれたおしゃれな店舗になっていて日本の都会のモールのような趣がある。二階は日本の大規模はスーパーとほとんど同じ。一般耐久消費財の値段も同じだ。僕のネットブックも3000元ぐらいだからほぼ同じ。ただ、食品関連は約3分の1ぐらいだと思う。10元ぐらいの靴下とお土産の棗の甘煮のようなものや干し梅の類を買った。

所得が日本の4分の1や5分の1だとして、どうしてこんな高いものが買えるのか?という疑問があるが、食品関係の以外に交通費がとても安いのだ。バスがどこまでも2元、タクシー初乗り12元。交通カードはバスでも地下鉄でもタクシーでも黄浦江を渡るフェリーまで使えるので便利なことこの上ない。このカードをバッグにいれたままバスの運転手席の横についている読取機に押し当てて乗り込んでくるのはカッコいい。

上海市の郊外には、どんどん新築され広がっている広大な居住用高層ビル群がある。この膨大な人材を利用するには交通費の安さが決め手になっていると思った。

リチャードさんにこの上海で言葉以外に困った問題があるとすれば何かと聞いた。半年駐在していた彼によればタクシーがなかなか捕まらないことだそうだ。地下鉄は10時ぐらいになると停まってしまうので夜はタクシーしかなくなるのだ。最初の晩もタクシーを拾おうとしてもすぐに他の人に先を越されてしまって困ったことを思い出した。逆にいえば、上海ではそれ以外困ることなど何もないということだ。

この上海旅行のためにもってきたもので役に立ったもの:i-Phoneと百均で買ったパイロットライト。LEDの帽子のひさしにでもちょっと挟んでおくと真っ暗の中扉の鍵穴を探すのに便利だった。反対にちっとも使わないものは、中国語のノートやラジオ放送のテキスト、辞書、、、。
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上海 世博2日目

2010年06月01日 | Weblog
■もう一日世博に挑戦することにした。早く出発したが2号入り口でまたも乗り越してしまい、いそいで反対方向のバスに乗り換えたがバスはそのまま高架へあがっていく。気がつくと対岸に来てしまっていた。やむなくタクシーに飛び乗りどこでもいいから世博の入口に行ってくれというと4号入口に着いた。そこで入場券売り場はどこかときくとそこを左に曲がって20分だという。「えっ、20分も?」。

行けども行けどもそんな様子がない。おかしいと気づいて道をきくと今来たみちの反対だという。あっ、あそこを曲がるんだったんだ な気がつかなかった、と思い直してそこに戻ったがちょっとへんだ。近くにいた掃除のおばさんに聞いてみた。といっても上海弁なんてちっともわからないから僕の「世博に行きたい」という中国語が通じているかどうか?
突然、ぼくの腕をつかんで車道を渡り始めた。ちょうど来たバスに押し込んで世博の入口まで連れて行ってくれと頼んでいるようだ。料金はいいという。バスはもと来た道を戻っていく。やっぱり、、あぁ。もう、あきらめの心境。

降ろされたところはどうも最初のところらしい。また入場券売り場はどこかと聞くと、右に曲がって5分だという。あぁ。

ようやく券を買って入場。日本館に並んで4時間。野生の朱鷺の絶滅を守ろうとする日中協力をテーマに物語をすすめるトヨタの宣伝みたいな、、、。パビリオンの女性コンパニオンは日本から来ているようだ。しっかりした中国語を話す。「日本人客来てますか?」「来てますよ。少ないですけど」。

彼女たちの帽子デザインは一体あれは何だ?と思ったが、朱鷺の頭をデザインしたのだなとやっとわかった。「がんばってね」。ロボットのバイオリン演奏などあってこんなものかな。

次はうわさのサウジ館で5時間。多くの人が百均で売っているような折りたたみ式踏み台を持ってきて座り込むのだ。そのうち、ガードレールを乗り越えて隣の列に割り込もうとする人がでてくる。そこでわいわい言いあいが始まるとなかまらしき連中が「さあさあ早くつめてつめて」なんていいながらごまかしてしまう。

世博用のパスポートを35元で売っている。これに入館した国の記念のはんこを押してもらうのでぼくも買ってみた。僕の前の女性がバッグから2、30冊取り出して整理し始めた。となりの男性がそれを売れるのか?みたいなことを聞いているようだ。

こちらの人はパビリオンにつくと記念写真を撮り始める。自分が入っている写真ばかりで、建物、風景しか写ってない僕の写真と大違いだ。それから真直ぐスタンプを押してくれるカウンターに駆け寄る。展示物などはさっと行き過ぎてイベントが終われば波を引くように立ち去る。わかりやすい消費者だなあ。

最近の若い子は男はハンサムで背が高く女は綺麗でおしゃれだ。僕の中国人に対するイメージが随分変わった。

サウジ館のメーンイベントは円形の動く歩道に立っていると周囲の球形の壁面に映像が映し出されてあたかも空中に浮遊していろんな世界を動き回っているような気持ちになる。ここが一番面白かったかな。

夜は10時30分まで開催している。ライトアップされた会場はきれいだ。韓国館を見たがそれほどたいしたことはない。やはり中国館がいいんだろうが、簡単に見れない。予約券を別に入手しないといけないのだが、入場は翌日になる。しかも朝6時に来いといわれて、、、、もういやだ。1日15時間待って3つしか回れないなんて、、、。

疲れ果てた。
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