「川柳ふんえん」№ 855が発行されました。毎月発行の歴史ある柳誌です。五・七・五にドラマと夢を というコピーで入会を募っています。阿蘇中岳をデフォルメした表紙画も魅力的です。
上誌、楠若葉から。
良薬の苦味が効いてまだ元気 たまき さちこ
戦死者を越える国あり新コロナ 村上 酔石
破ってもよい約束を妻とする 吉岡 茂緒
※ 誌の主な内容は次のとおりです。
問合せなどは下記全日本川柳協会のURLの川柳マップをご覧ください。
「川柳ふんえん」№ 855が発行されました。毎月発行の歴史ある柳誌です。五・七・五にドラマと夢を というコピーで入会を募っています。阿蘇中岳をデフォルメした表紙画も魅力的です。
上誌、楠若葉から。
良薬の苦味が効いてまだ元気 たまき さちこ
戦死者を越える国あり新コロナ 村上 酔石
破ってもよい約束を妻とする 吉岡 茂緒
※ 誌の主な内容は次のとおりです。
問合せなどは下記全日本川柳協会のURLの川柳マップをご覧ください。
上記の作品募集で川柳部門1976点もの中からたった1点の最優秀になったのは、本研究協議会会員の次の作品でした。同館のテーマの設定にも畏れ入りました。勝利からは生まれる詩は稀でしょう。句にある人名を知っているリアル世代には境涯迫るものがあります。来年の3月まで約1年間、本人自筆の短冊が館内に展示されます。(Y)
青春の樺美智子は生きている しまもと慶之介
サイト内で紹介されている選者の江畑哲男(川柳作家/東葛川柳会 代表、全日本川柳協会副理事長)氏の評は次のとおりです。
選評:江畑哲男
最優秀作品に「青春の樺美智子は生きている」を推す。内容もリズムも正調で品格があり、お見事である。自身の青春時代に思いを馳せた、今回のテーマにもぴったりの秀作だった。もしかしたら、後世に残る名句になるかも知れぬ。それほどの完成度である。
一方、「花火のようにちった二〇二〇」の句は最後まで気になった。聞けば、作者は高校二年生とか。こちらは混沌を秘めた、未完成の魅力あふれる作。今次コロナ下ならではの一句だ。事情が許せば、準賞に位置づけたいほどのインパクトがあった。
詳しくは日本現代詩歌文学館(岩手県北上市)の下記サイトをご覧ください。
https://www.shiikabun.jp/news/859.html
💱 金庫番 良 の 独り言 其の1
水は低きに流れ、金は多きに集まると言う古今東西の真理を信条に、いくつかの川柳の集まりで会計係を担当しています。とは言っても去年からの新型コロナウイルスの影響で御多分に漏れず月例会も総会も投句になったり、中止になったりで、月会費も年会費も集めるのに苦労しています。
基本的に吟社や本研究協議会の収入は月会費と年会費だけです。会員の皆さん、なかなかお会いする機会がありませんが、会費は常時受け付けています。その他思いがけない収入があった方やこの際、善行を施してもいいと言う方がいらっしゃいましたら、大歓迎です。年齢・性別・川柳経験の有無等の制限はありません。
・・・・それにつけても金の欲しさよ・・・・ 津下 良
金で済むことかと胸を叩けたら 髙瀨 霜石
継続は力と知るが金も要り 竹田 光柳
天国行きの切符に金がまだ足りぬ 河合 成近
美しい老いには少し金が要る いわさき楊子
スズラン (写真提供 あじさい)
色紙展閉幕。約300人が会場を訪問
ご支援ありがとうございました。
「地震から5年―そして未来へー全九州現代川柳作家色紙展」が19日、6日間の開催を終えました。期間中300人を越える方々が鶴屋東館8階ふれあいギャラリーを訪れ、86点の色紙を鑑賞していただきました。厚く御礼申し上げるとともに、会場を提供していただいた鶴屋百貨店様に感謝いたします。
川柳界で、これほど大規模な色紙展は極めて珍しく、熊本では初の試みだったと思います。
5年前の熊本地震の生々しい体験や復興への意欲、熊本城天守閣復旧の喜びなど、川柳ならではの表現で、あの日から今日までの、作家それぞれの思いを1枚の色紙にぶっつけていました。訪れた方々も作品の表現力にうなずいたり、あの日に思いを馳せたりしておられました。言葉遊びや笑いではない川柳の持つ深さを少しは理解していただけたかと思います。これから喫茶店などの店の片隅に川柳の色紙が飾ってありましたら目を止めていただけたらと思います。
私たち川柳人はお互いに切磋琢磨しながら、その深みに挑戦していく覚悟です。今後とも皆様方の温かいご支援をお願いしたいと思います。ありがとうございました。
熊本県川柳研究協議会一同
あのころも藤の季節でした。色紙展の86枚の中の4枚を紹介します。
「7」のアラビア数字が迫ります。
命はめぐります。
大きな再建です。
とっておいたあの日の新聞の一面を額に仕立てて展示されました。
地震から5年ーそして未来へー全九州現代川柳作家色紙展 開催中
主催 熊本県川柳研究協議会
初日の会場の様子です。
報道関係の取材がありました。
4/15熊日朝刊13面 文化圏(上写真)
4/15熊日朝刊25面〈読者ひろば 熊本地震から5年㊥〉に会員投稿が載っています。(下写真)
今日は4月15日です。5年前のきのう前震がありました。そして今日の深夜(明日)本震がありました。ー そして未来へ ーというサブタイトルをかみしめながら進みたいものです。