令和4年11月27日熊本日日新聞社本館2階ホールにて第68回熊日川柳大会が開催されました。欠席投句を入れて１３０人が４つの課題と当日席題に投句しました。ジュニアの部の入賞者にも表彰がありました。若い世代にも川柳がつながることを願います。
総合優勝 楠根はるえ
時は流れ泣かされた子に守られる
大会代表句 本田シゲ子
平和へと流れ変えたい旗の色
大会優秀句 村上哲子
こぼれ種しっかり抱いて温い土
ジュニアの部最優秀句 大森小榮（小4）
お父さん広いせ中が光ってる
一般の部は合計得点により10位までが発表されました。おめでとうございます。
第十一回卑弥呼の里誌上川柳大会 のお知らせ
主催：卑弥呼の里川柳会
締切：令和5年1月15日
佐賀県吉野ケ里町から毎年発信される誌上川柳大会は11回を迎えます。昨年の投句者は867名というマンモス大会です。日本全国を網羅しての参加があります。
女性選者は毎年ほぼ同じですが、毎年変わる男性選者にも注目です。今年はとくにバラエティーに富んだお顔ぶれです。
今年中に投句したほうが忘れないようです。（Y）
第68回 熊日川柳大会が11月27日に実施されます。
欠席投句は締め切りとなりましたが、当日投句は9：30から。みなさまご参加ください。
アンネの薔薇：村上和巳さん撮影
石蕗の花：北村あじさいさん撮影
ホトトギス：いわさき楊子撮影
上の実施要項は「川柳ふんえん」№874 ｐ21から借用しました。
第44回 熊本県民文芸賞 上位作品が紹介されました。
主催：県文化懇話会・県文化協会
小説、評論・ノンフィクション、現代詩、短歌、俳句、川柳、肥後狂句の各部門の募集がありました。
ここでは俳句と川柳部門を紹介します。みなさん、ジャンルを超えて活躍されているようです。評論・ノンフィクション部門の（評）の中には上田美知子さんの「いつも私でいるために」もみられます。
つぎの3つの写真は熊日朝刊から引用しました。
「川柳ふんえん」№874（2022-11）が発行されました。
令和4年噴煙川柳大会の発表号です。巻頭で編集人の徳丸浩二さんが通巻千号を越える柳誌をいくつか紹介しています。「川柳ふんえん」も千号が視野に入ってきたようです。
令和4年 噴煙川柳大会 9/22（木）熊本市民会館大会議室にて
天地人 入賞句
「サンプル」真島久美子 選
人 善人のサンプルそれは父でした 落合 洋人
地 理科室の標本いつも濡れている 梅崎 流青
天 雛形をまね雛形の上を行く 徳丸 浩二
「湧く」麻井 文博 選
人 雨の日はよく言い訳が湧いてくる 前田 一天
地 源泉を持つにんげんが温かい 山口 亮栄
天 好奇心湧くたび歳を捨てている 北村あじさい
「まばら」間瀬田 紋章 選
人 ばらけ出した記憶風に舞っている 黒川 孤遊
地 葬列のまばら分限者だったのに 梅崎 流青
天 善人の列がまばらになってくる 萩原奈津子
「損」古谷龍太郎 選
人 ふさふさの髪と同額払います 江川寿美枝
地 知名度のなさを悔んでいる名刺 桜木 えり
天 算盤に合わぬ生き方して豊か 梅崎 流青
「サンプル」徳丸 浩二 選
人 サンプルに多弁な罠が伏せてある 古閑 萬風
地 サンプルは不要私の進む道 吉開 綾子
天 今日からの本当のメニュー軽くする 上田ゆい子
「湧く」萩原奈津子 選
人 降って湧くまだ結論は出ていない 緒方 正堂
地 労働歌湧く閉山の地底から 梅崎 流青
天 湧水の揺らぎを誰も見ていない 真島久美子
「まばら」松村 華菜 選
人 とびとびの灯りを奪い合う貧者 梅崎 流青
地 鳴りやまぬ鈴を神さま恋しがり 高橋 悟
天 国葬へ拍手まばらな民の意志 間瀬田紋章
「損」平田 朝子 選
人 弾痕を欠損品というなかれ 真島久美子
地 はずれくじ今日も他力でのり越える 間瀬田紋章
天 欠損の指こそ誇れ花火の徒 梅崎 流青
特別課題「しばらく」森永可恵子 選
特選 しばらくお待ち鴨の親子が通ります 矢村なお美
