熊本県川柳研究協議会主催として、毎月、〈十日(とおか)メール川柳句会〉を開催しています。10日締め切りが句会の名になりました。もとはコロナ禍により句座の場が少なくなったのが始まりです。毎回1人2句30句ほどの投句があり、互選をして楽しみます。この9月10日に第37回を迎えました。作者の了解を得てその一部を紹介します。
「息」
検査値に溜息ついたのはドクター 静生
マグカップ溜息ひとつかき混ぜる 陶次郎
あの女息を吐くよに嘘をつく 茶子
御子息とわかり挨拶90度 楊子
ゆっくりと息を吸ってる退職後 千寿
安らかな寝息この人信じよう 華菜
財布からため息漏れる物価高 かずみち
溜息を混ぜた風船弾まない 和巳
写真は和巳さん撮影
この〈十日メール川柳句会〉には次のかたが参加できます。
・熊本県川柳研究協議会加盟の吟社に所属している方
・熊本県にお住まいの方はどなたでも
毎月十日締め切りの題詠2句投句です。無料。原則として句は未発表です。参加を希望されるかたは協議会会員までおたずねください。
主催 熊本県川柳研究協議会
担当 いわさき楊子
この句はとても可笑しくて最高!
9/24の噴煙川柳大会のぞいてみませんか、ご家族3人様。いちろうさんにもお会いしたいです。