♪ 親切な音声案内 🍃
我家は町内の農家から米を購入しています。地産地消というわけです。
届けられた玄米は、普通10Kgくらいずつ近くのコイン精米機に持込んで精米しています。精米したばかりの米はいつまでも新米の風味が楽しめるのです。この精米機は「いらっしゃいませ!」から始まって、精米の要領、作業の進捗まで音声で案内してくれます。毎回のことで少しうるさく感じられるほどです。セルフレジと似た感じといえば分りやすいでしょう。
ところが、このコイン精米機が震災後の再開発で撤去されてしまったのです。しかたがないので探し当てた隣の町内のコイン精米機は、米を投入しお金を入れてもまったくの無口で、進捗状況もわからず、突然ガタンと機械が止り終了らしいと自分で判断しなければなりませんでした。以来その機械は避けて遠くの喋る機械まで2年ほど出向きました。
最近再開発が終了し集合店舗ができ、その駐車場の隅にあの喋る精米機が帰ってきて大喜びとなりました。うるさい指図の声が頼もしく安心できる声に聞えてきたのです。私達は目や耳で絶え間ない案内情報のなかで生活しています。この便利さに慣れてしまって、自分で判断し行動することが下手になってしまっていることに気づかされました。今やNHKのニュースもAIの音声が流されています。
便利さの享受と判断能力の堅持、難しい時代になりました。
AIに金太郎飴奪われる・・・しろ猫
熊本県阿蘇杖立温泉(つえたておんせん)の杖立川にかかる鯉のぼり byしろ猫
AIにちょっと似てきた妻の声 Y