熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

県内の川柳団体・個人会員が加入しています

『流花 女性川柳家伝』出版される

2024-02-24 19:29:06 | 川柳一般

本川柳研究協議会の黒川孤遊さんが写真の本を上梓されました。

「川柳くすのき」に連載したものに加筆、編集し直して一冊にまとめたものです。

            

目次から

序文 ー 木本朱夏

河村露村女・山本 乱・森脇幽香里・西村 恕葉・辻村みつ子・近藤十四子・明治新川柳に名を刻んだ 下山岐陽子 阪井素梅女  伊藤政女・  榎田柳葉女・吉田 茂子・三笠しづ子・西岡加代子・宮川 蓮子・戸田 幽子・杉森 節子・児玉 怡子・園田恵美子・久田美代子・        宮本美致代・小出 智子・笹本 英子・桑野 晶子・西郷かの女・八木 千代・早良 葉・大石 鶴子・谷口 岩子・田村百合子・        田頭 良子・渡部可奈子・島 道代・飯尾麻佐子・福島 銀子・林 ふじを・片岡ひろ子・末田 サダ・門谷 たづ子・島村美津子

讃 ー 古谷龍太郎

あとがき 

 

流花(るか)ー女性川柳家伝 

著者 黒川孤遊     2024年4月10日 第1刷発行  発行所 株式会社飯塚書店   

なおこの本は、令和6年3月17日の熊本番傘お茶の間川柳会 創立10周年記念川柳大会にて会場で販売されます。


おだて商法にご注意!

2024-02-18 00:00:01 | 川柳一般

   👿最近「おだて商法」がSNSなどで多く見られます。!!!

SNSで募集のあったサイトに簡単に投句すると、後日「あなたの句がジャーナル〇〇文学大賞に選ばれました。この賞は優れた作品を発表し、その活動が高く評価された作家1名に授与されるものです。今回企画する書籍で受賞したかたの世界を特集紹介します」などと数万円から数十万円を要求するものです。

サンプルのページも華やかで、自句が載ったらだれでも喜ぶような編集がされていますが、本当に冊子が発行されるかどうかはわかりません。

タイトルが「世界〇〇文学大賞」などとでかすぎる主催名は危ないものが多くみられます。

どんな活動であれ、表現活動をしている者にとって、それが評価されたとき嬉しくおもうのは当然のことです。そのことを逆手にとったあくどい商法だと言わざるをえません。

作品を投句するとき、主催団体をよく検索したりして調べて投句するようご注意ください。

                       熊本県川柳研究協議会 黒川孤遊


第42回吉野ケ里川柳大会のお知らせ

2024-02-14 00:00:01 | 句会・大会

       コロナ禍のため何年も開催されていなかった吉野ケ里川柳大会4月21日に戻ってきます。

       選者にも、これからの未来の川柳のゆくえを担うかたがたのお顔触れが見えます。

       長い句歴ながら、真島久美子さんの初の句集『恋文』も上梓されるようです。(Y)

       


熊本番傘お茶の間川柳会 創立10周年記念川柳大会のお知らせ 再送

2024-02-09 08:48:47 | 句会・大会

創立10年を迎えて記念の大会が開かれます。

当日欠席されるかたの投句 と 当日参加されるかたの課題「未完成」(1句)の締切が迫りました。         

    熊本番傘お茶の間川柳会 創立10周年記念川柳大会  

                    日 時 令和6年3月17日(日)

            ところ 熊本県民交流館パレア 鶴屋東館9階

            懇親会    ホテルメルパルク2階

             課題についての欠席投句締切 令和6年2月15日 必着

              ※投句先は下の葉書の住所と宛先に同じ。

  当日参加するかたも、課題「未完成」は事前投句(所定の葉書にて)です。締切は同上。

                ※課題「未完成」は当日出席されるかたのみが投句できます。

 

 

 


会員しろ猫エッセイ

2024-02-01 00:00:01 | 川柳一般

            空気に触れると大きくなる?

「伝える言葉を伝わる形で」がコミュニケーションの基本だと思います。しかし、伝える言葉があまりに常套句となると、受け手はうんざりしてしまいます。

例えば、最近の政治家が多発する「説明責任を果たす」とか「シッカリやる」といった類いの言葉です。記者から質問を受ける政治家の殆どがこの言葉を発しており、記者もそれ以上の追求の質問を控えている節があります。こうした予定調和の馴れ合い会見や記事に国民もだんだん馴らされて、腹を立てるのも大人気ないと諦めている始末です。一方、常套句にはことのほか敏感な筈の川柳界はいかがでしょう。作句に行き詰まって安易な常套句で着地してしまうのは私だけではなさそうです。

先般亡くなった作詞家の阿久悠さんの「阿久悠の日記メモより」に、興味を覚える一文がありました。

「詞は凝縮し小さくしてあるが、空気に触れると大きくなることを予測しなければならない」

というものです。

凝縮した詞の中に、人それぞれが理解し合点するものを含ませよ、空気とは世間(人)で膨らませる方法は、受け手(読み手)の自由に委ねよ、ということだと思います。一読明快もさることながら、「全部言っちゃあおしまいよ、それが粋ってえもんでしょう、大きく膨らませるのは読者の裁量に属すること」と、自分を窘(たしな)めながら作詞活動を続けた阿久悠さんの言葉は、やはり重たいですね。

通夜のよるカミユと飲んだことがある・・・しろ猫

        

字足らずのメールが重いことがある  Y