写真提供 村上和巳さん
散りながら咲く山茶花の疲労感 河村啓子
山茶花の白に返せぬ借りがある 嶋澤喜八郎
山茶花の艶死ぬ気など無いらしい 平沢やす子
山茶花の赤に囲まれここは圏外 情野千里
山茶花の散ったことろにある情け 土井直子
山茶花に呼ばれたような別れ際 藤井幸子
いづれさざんか人体かくもけなげ 加藤知子
さざんかの寝ぐせを直す母である 岸本マチ子
白さざんか剃刀は一枚で足りる 塩野谷仁
避難所に避難者の息さざんか散る 矢野千代子
(出典 川柳データバンク 現代俳句データベース )
ありがとうございました!
この句は、「海程」に在籍していた時の句で
金子兜太氏より評がいただけた句。
懐かしいです。加藤知子