熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

県内の川柳団体・個人会員が加入しています

「熊本県川柳研究協議会」発足までの歴史

2019-06-29 17:02:07 | 川柳一般

この6月に発足した熊本県川柳研究協議会ですが、ここに至るまでの歴史をお伝えします。

県内の川柳団体や個人を統括する組織ができたのは1987年(昭和62年)のことです。

第2回国民文化祭熊本大会の開催にあたり、行政との窓口として「熊本県川柳協会」が結成されました。以来31年間、初代・辛島静府氏、2代目・安永理石氏、3代目・田口麦彦氏、4代目・古閑萬風氏と続き、その間、次のようなさまざまな活動がなされてきました。

・各地吟行会

・川柳愛好家による合同句集『銀杏並木(いちょうなみき)』刊行 

・1月または2月に開催の県川柳協会川柳大会(1回~14回)

・機関紙「ひのくに」(年5~8回発行)で5年間情報発信

しかしここにきて、6月5日のブログにもあるように、「私たちの川柳のレベルをアップしよう」「若い力を取り込もう」との意見を受けて、県川柳協会を発展的に解散、新たに発足したものです。新しい試みに挑戦したいと考えています。

                                                                                                                              


高校生のイマドキ五七五

2019-06-25 07:55:19 | 川柳一般

福岡大学の高校生川柳コンクールは選者の1人、梅崎流青さんから聞いてはいましたが、応募総数がサラ川を凌ぐ勢い、とは驚きです。若手がいない、川柳人口が減っている、という嘆きを吹き飛ばした朝でした。作品はユーモアが中心なのは仕方ないとして、県下各高校文芸部へのアタックは「質」の面に期待をかけて、続けていきたいと思っています。高校生よ川柳は諸君を待っている!(孤)

 


令和元年 噴煙川柳大会 開催される

2019-06-23 19:34:41 | 句会・大会

熊本市民会館2階大会議室にて開催されました。北は青森、南は沖縄から150名以上が参集しました。上位句については後日お知らせします。

平田朝子会長挨拶

 

総合点でトップの熊本県知事賞の梅崎流青さん。やはり。

 

投句箱11個がならびました。間違えないように。

 

最年少の真島芽さん(右)。けっこう抜けていました。

 

来年の国民文化祭は宮崎県で開催されます。今年のプレ大会のPRをされました。

 

それぞれの役割の方もたいへん。参加が多くて弁当が足りない・・・

 

噴煙吟社の皆さまおつかれさまでした。

 

 

 

 

 


祝 第43回全日本川柳浜松大会情報

2019-06-16 19:46:35 | 川柳一般

川柳句集『あぶく』黒川孤遊(平成三十年六月二十九日 第一刷発行 飯塚書店)が全日本川柳協会主催の第12回全日本川柳文学賞準賞を受賞しました。

6月15日に第43回全日本川柳浜松大会 前夜祭で挙行された表彰式に臨みました。

なお、正賞は徳永政二さん(びわこ番傘川柳会・滋賀県)、孤遊さんと同じ準賞は赤松ますみさん(川柳文学コロキュウム・大阪府)でした。

『あぶく』の帯より(自選九句) 

抱き合って骨の匂いをかいでいる

泣け笑え喜怒哀楽と踊らんか

ピエロにも鬼にもなれる貌を持つ

朝露がころころいくつもの命

三角形長い二辺をつい歩く

春画捨てきれず後期高齢者

立ち飲みで生きる意味説く客がいる

粉々に割れても光る記憶片

捨てた花きっとうらんでいるだろう

浜松大会上位句情報

写真は参加された石神紅雀さんからライブでいただきました。