熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

県内の川柳団体・個人会員が加入しています

色紙展開催決まる

2021-02-27 23:38:14 | 川柳一般

早いもので熊本地震から丸5年がたとうとしています。4月14日と16日の2回の大きな揺れは未だに忘れる事はできません。その2日を挟む期間に、次のとおり熊本県川柳研究協議会主催の色紙展を開催します。あの日の記憶とともに将来への備えを呼びかけ、川柳の普及発展に務めようとするものです。本研究協議会はいよいよ実動を開始します。

【タイトル】 地震から5年ーそして未来へー全九州現代川柳作家色紙展

【と  き】 4月14日(水)~4月19日(月)

      10:00 ~ 19:00 鶴屋開店時間(最終日は15:00まで)

【  ところ  】 鶴屋百貨店東館8階 鶴屋ふれあいギャラリー

【内  容】 九州・沖縄の川柳作家の色紙約80枚を展示します。

 ※会場では「たのしい川柳~川柳は心のことば~」番傘川柳本社 編 2016年発行『熊本地震の記憶』熊本県川柳協会 編 2017年発行『熊本地震の記憶 復興編』同編 平成三十年発行をご希望のかたにお渡しできます。冊数には限りがあります。

  

題字:北村あじさい

チラシなども作成中です。詳しくはまた後日お知らせします。

 


入門書から

2021-02-24 15:32:13 | 川柳一般

 最近、川柳を始めた親戚のために、何冊か入門書を紹介します。

『川柳入門 はじめのはじめ』 田口 麦彦 1987年 東京美術

 2000年改訂新版、2012年飯塚書店版と読み継がれています。

 

『入門教室 川柳みちしるべ』  吉岡 龍城 1990年 本阿弥書店

  新聞連載をもとにしてあるとのことで、当時の様子もわかります。

 

『川柳入門事典』 全日本川柳協会 1999年 葉文館出版

 いわば日川協公式の川柳入門書。改訂版、新版の発行も望まれます。

 

『川柳を始める人のために』 時実 新子 1989年 池田書店

 実際に話を聞いているような臨場感があります。

 

『川柳入門 歴史と鑑賞』 尾藤 三柳 1989年 雄山閣出版

 川柳とは何か、歴史と作品から学ぶことができます。

                                                     しまもと莱浮

 


いよいよ春到来

2021-02-20 14:14:45 | 句会・大会

こちらでは梅満開の季節となりました。白川河川敷の植木市では枝垂梅の大木がみごとです。写真は熊本市谷尾崎の梅園の梅(永田満徳氏撮影)です。いよいよ春到来を感じます。

 

第1回 大宰府天満宮 春の川柳まつり・第9回福岡県川柳大会 

の大会開催のご案内がきました。さあみなさんご健吟を。

 


〝川柳〟は人の名前です。

2021-02-16 23:31:55 | 川柳一般

 

写真は明和2年(1765年)の出版から始ま『柳多留』の廿四篇に掲載されている初代川柳像。ちなみに現在は第十六代目・尾藤川柳さん。

川柳〟という名称は柄井川柳(からいせんりゅう)が宝暦7年(1757年)に前句附(まえくづけ)の点者(今でいう選者)としてスタートして「川柳評万句合」(せんりゅうまんくあわせ)と題する摺物を創刊したのに始まります。

宝暦7年は徳川300年の中ごろで、将軍九代家重・十代家治の時期です。江戸時代になって100年ほどで江戸は人口百万を越える世界一の都市になりました。それまでは経済も文化も上方(関西)の支配や影響のもとにありましたが、市民の間に江戸の郷土意識や連帯感も生れて、江戸市民独特の文学がぽつぽつあらわれて来ました。

誹諧は江戸座の作風が人気を集めて、誹諧連句の附句の秀作を集めた『誹諧武玉川』は篇を重ね出版されました。以下は初篇~四篇から。

惚たとは短い事の言にくさ

勘当は蛙に水のかけ納め

吉原にまことが有て運の尽

死に損うて辞世直す

百度参りの乾く唇

女の誉る女すくなし

       〈参考文献〉『江戸川柳辞典』浜田義一郎 編 東京堂出版 昭和四八年一〇月一日四版発行     


いろいろな川柳

2021-02-10 09:40:51 | 川柳一般

大きな川柳社に所属しているとその中で自己完結してしまいがちです。所属誌以外の小さな川柳誌情報が入りにくいものですが、視野は広くもちたいものです。日川協に加入していないたくさんの柳社や同人誌があります。最近きたものだけ3つをあげました。すべてweb検索やツイッター検索で情報を得る事ができます。(Y)

左から

月刊「おかじょうき」2021.1(おかじょうき川柳社)

「晴」vol.4 2021年2月1日発行(編集発行人 樋口由紀子)

川柳「ねじまき」#7(発行人 なかはられいこ)