先週、"ぷるすあるは" さんの展覧会、「生きる冒険地図ー子ども×チアキ×ぷるすあるは」に寄ってきました。ちあきさんの、思い込めてビッシリ描き込んでいく表現が好きです。展示されていた中では、「ぼくはロボット」という作品に、その絵に込められた思いの文と共に、とても惹き寄せられました。と書きながらも、会場でライブ的にビニルシートに描かれた、活き活きとした単線のイラストも、とてもイイです。
ちあきさんの絵を観ていると、描かれている子どもたちの、生きている "目" にとても惹かれます。それと、黒でアクセントのように描かれている "陰" の表現が、とても気にかかります。普通の絵でいう白いハイライト表現の逆のような感じのように思ったりです。6/5(水)まで、国分寺の "Cafe Slow (カフェスロー)" でやってます。
右が、上記の展覧会に関連の絵本、「生きる冒険地図」著 プルスアルハ 文と絵 細尾ちあき さん 学苑社、です。想像したのと違い、子どもたちでも常に持ち歩けるサイズと軽さの本でした。そこに伸びてきてる黒い手は、やまとさんです…。左は、展覧会のフライヤーです。
「進む道にまよったとき、この地図がコンパスになりますように。…『生きるのがシンドイ』と感じている子どもたちのための絵本。いろんな事情で頼ることができる大人が周りにいない子どもたちは、その日をなんとか生きていくためにひとりでがんばっています。…」と、サイトにあります。
私も、子どもたちに接する機会のある位置にいるので、イメージを持っておいて接することができたらいいのかなと感じます。「学校生活ピンチの時の攻略」「大人を見つける冒険2」「子ども時間を作る知恵と工夫」など、自分としても色々考えてた感覚に感じます。
この本が、どうやって子どもたちに届くといいのか考えたりです。渡すのでもいいのかもですが、手に取れたらもっといいのかなと思ったり。この本を子どもが読むと、関わる大人たちは何かを思ったりする人もいるのかな…とも心配したり。でも、あれこれ考えるより、子どもたちに届けばいいのですよね。