くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

地震と確率値と意識

2019-06-19 | 街のモノ

埼玉暮らしですが…、マグニチュード6.0程度の地震は、いつ起こってもおかしくない…と思っておくべきなのかなと、またまた感じたりです。気象など好きなので、データや調査をたまに眺めています。東南海沖や都市部直下など、比較的積極的に観測や警戒のされている震源域とは違うエリアで、強めの地震が続いて起きているように感じますし…。

"山形県沖" や "新潟県北部沖" は、文科省の「日本海地震・津波調査プロジェクト」にも含まれ、今年度まで8年かけて調査やシミュレーションが行われていたようですね。政府の 地震調査研究推進本部 における "地震発生確率(30年以内)" では「ほぼ0%」、長期評価更新の報告書などに記載のある "地震発生確率(50年以内)" でも「ほぼ0%」と、評価されているエリアだったようですし…。

ただ、その「地震発生確率の留意点」には、"年数経過" という、発生周期の考え方が未だに使われている旨の記載があります。また、確率値が低くても「地震が発生しないことを意味しない…」ことや、「日頃から対策を講じておくことが重要…」ともあり、発生確率値の算定目的が、よく分からなくなってしまいますし…。

55年前の1964年6月14日に「新潟地震」が、昨日と近い震源域で発生しています。そういう意味では、地元では、地震意識を再確認した数日後に起こった地震なのかもと思ったりです。当時を伝えるニュースなども流れていたようなので、こういう地元で起きた強い地震を再認識しておくことが、確率みたいな数字を手掛かりにするより、一般の人には良さそうに感じたりです。本当は、地震発生前のひずみ変動を捕らえられるといいのでしょうが、日本全域では不可能ですし…。